明石家さんま、ダウンタウン、ナインティナイン……きら星のような人気タレントを多数輩出し、日本のお笑い界、エンターテインメント界を牽引する吉本興業株式会社。

その吉本興業が今年も新卒募集をおこなっている。

吉本興業と聞けばどうしてもバラエティー番組や漫才ライブで笑いを取るタレントの姿がうかんでくるが、その裏方でマネジメントや企画、制作を勤めるスタッフはどのような日々をすごしているのだろうか。

またスタッフにとって吉本興業とはどのような企業なのだろうか。

今回、吉本興業グループの株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー勤務の宮本雄宇(みやもと ゆうう)さんにお話をうかがうことができた。

宮本さんは入社16年目の38歳。マネジメントセンター マネジメントセクション東京で勤務中ということだ。

−−ご入社からの経歴、携わってきた業務内容を教えてください。

宮本:2003年に入社して7年間、マネジメント東京にて今田耕司、月亭方正、サバンナなど数多くのタレントのマネージャーを務めました。

2010年に番組制作の部署で『ダウンタウンDX』(読売テレビ)を始め、多くのレギュラー番組、特番などのプロデューサーを担当。
2011年には京都祇園にあるよしもと祇園花月の立ち上げとして劇場イベント制作を1年間務め、2012年からは大阪で企業営業センターにてCMやタレントを起用したキャンペーンを企業や広告代理店に提案する業務に携わりました。
2016年4月にマネジメント東京に戻り、現在はテレビ局さん担当をしており、各局番組のゲストブッキングの窓口などをさせて頂いております。

−−よしもとを志望したきっかけを教えてください。

宮本:学生時代にインターンで某メーカー企業で働いたのですが、メーカーはすぐに商品を改良出来ないことに不満を覚えました。
そして商品が”人”である人材ビジネスに興味を持ち、その中でもテレビ業界で働きたいと思ったのでよしもとを志望しました。

面接当時は、お笑いの会社ということもあり「一発芸を求められたらどうしよう」と心配でしたがそんなことは全くなく、質問されたことに真面目に受け答えすることで内定を頂きました。
明るく、元気良く、礼儀正しく、熱意を持って話すことを心掛けました。

−−よしもとってどんな社⾵なんでしょうか?

宮本:上下関係は多少厳しいですが、お笑いの会社なので他の企業より社員もお笑い偏差値が高く、会話も面白いと思います。
最初はイジられることに抵抗がありましたが、愛を持って接してくれていることに気付き深い人間関係を築くことが出来ました。
あと、関西人が多いので関西弁が多少うつります(笑)。

また弊社には様々な部署があるので、その中で自分に合う、やりがいを持てる部署を見付け才能を伸ばしていくことも出来るかと思います。
自分がやりたいと思ったことを実現しやすい会社だと思います。

−−現在の具体的な業務内容を教えてください。

宮本:弊社芸人のOA被りの調整や、特番をレギュラー化する為にどうしたら良いかなどを日々考えております。他にもタレントの事件・事故の対応なども行っております。

6000人いるタレント情報にアンテナを張り、社内外に情報を共有することも重要な仕事です。タレントは様々な才能に満ち溢れています。
それを形にすれば世の中にブームを起こすこともできる。夢のある仕事だと思っています。

−−これまでお勤めになる中で印象に残っている出来事を教えてください。

宮本:今いくよ・くるよ師匠は、社員をイケメンタレントの「あだ名」で呼ぶのが恒例となっていました。僕は祇園花月の劇場出番の際に良くして頂き、あのアイドルグループ『嵐』の松潤というあだ名を付けて貰いました。

−−どんなタイプの人がよしもとの社員に向いていると思いますか?

宮本:礼儀、マナーや必要最低限の常識を持っている人、前向きな性格の人、行動力がある人、コミュニケーション能力がある人が向いていると思います。

−−ありがとうございました!

芸能界は破天荒で常識知らずな人が成功するイメージがあるかもしれないが、裏方に求められるのはあくまで冷静に世間をマーケティングでき、関係先と適切なコミュニケーションがとれるセンスなのかもしれない。

今回ご協力いただいた宮本さんも非常に紳士的で社会人として才気あふれる人物だった。

これから将来の仕事を選ぶにあたり迷っている方は多いと思う。

こんな時代だから安定のみを求めて公務員や商社を目指すという人もいるだろう。

しかし一生は一度きり。

自分が演者側に回らないとしてもお笑いやエンターテインメントが好きで社会人として向上心のある方にとって吉本興業は絶好の職場になりうるだろう。

ご興味を持った方はぜひ吉本興業2019年新卒採用案内ページからエントリーしていただきたい。

吉本興業株式会社 新卒採用2019
http://yoshimotokko.com/ [リンク]

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