【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日、青瓦台(大統領府)で日本の河野太郎外相の表敬訪問を受けた。この席で「南北首脳会談と北米(米朝)首脳会談、韓中日首脳会談を控えた時期に、韓日両国の緊密な意思疎通と協力がこれまで以上に重要だ」と述べた。

 1998年に金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相(いずれも当時)が発表した「韓日共同宣言」から今年で20周年を迎えるにあたり、両国関係がさらに発展することを希望するとした上で、「そのために両国が協力することを望んでいる」と強調した。

 また、昨年末に康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が、先月に徐薫(ソ・フン)国家情報院長が訪日したことや、安倍晋三首相の平昌冬季五輪開会式出席などに触れながら、両国間の高官交流が活発に行われていることは「非常に望ましい」との考えを示した。

 一方、河野氏は両国関係のさらなる強化や北朝鮮の非核化実現に向けた努力の必要性について述べた。

 河野氏は安倍首相のメッセージを文大統領に直接伝えたようだ。