高賃金地域での自動車生産巡る米の提案、エンジンが狙い=メキシコ

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[メキシコ市 10日 ロイター] - 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国が、自動車生産を域内の高賃金地域で行う案を提示したことについて、メキシコの関係者は、エンジン生産を米国で行うことが1つの狙いだとの見方を示した。また、週内にさらなる詳細が明らかになるとした。

米政府は3月、一部の自動車生産をNAFTA域内で賃金水準の高い地域において行うことを提案した。

メキシコ自動車工業会(AMIA)のファウスト・クエバス事務局長が10日に明らかにしたところによると、米国の交渉官は、自動車生産の40%を時給16─19ドルの地域で行う案を提示した。

また、メキシコのベーカー経済次官は、米交渉官が米国内での生産を望んでいることを示唆したとし、「米国は関心のある一連の製品を提示したが、自動車の中で最も収益性の高いエンジンを米国で生産することを望んでいる」と述べた。

メキシコのグアハルド経済相は「米国はこれまで提案を修正してきた経緯があることから、様子を見た上で、後に代案を提示したほうがいい」と語り、早ければ今週にも米国がより詳しい案を示す可能性があると付け加えた。

米国は自動車分野を巡り、全体の域内部品調達率を62.5%から85%に引き上げることを求めている。

AMIAのクエバス事務局長によると、米国はこれに加え、自動車部品を5つのカテゴリーに分け、カテゴリーごとに異なる域内調達率を定めることを提案している。