毎日のお仕事には、マナーの応用問題が次々現れピンチの連続! 緊張感ある社外の人とのやりとりにも対応できるよう、特別講座を開講。みんなのお悩みに答えてくれたのはコラムニストの石原壮一郎さん、人材育成トレーナー・浅井真紀子さんです。

先方の会社を訪れ、打ち合わせ。先に通されたけど、座るのは上座? 下座?(IT・28歳)何も案内がないなら、下座に近い席に座って。

「相手の立場がどんなに上でも、上座に促されたら上座へ。何も指定がない場合は、下座に座るのが間違いないと思います。ただ、最も下座にいると、部屋に案内した人がそこを促したと、あとから入ってきた先方に思われる可能性があるので、案内の方にも配慮して、末席から2番目くらいに座るのが無難でしょう」(浅井さん)。

初めて来られたお客様たち。誰が偉いか分からない時にお茶を出す順番は?(建築・27歳)上座から順に出せば、間違いはありません。

「上座から役職が高い方順に座っていると考え、その順番でお茶を出すのが一般的でしょう」(浅井さん)。では、明らかに上司と思われる人が真ん中に座っていたら? 「その方にお出しして、さらに左右の方のところへ回って…としていると邪魔になってしまいます。お茶出しは目立たぬように置いて去るのが正解なので、こういう場合でも、奥の上座から順にお出しするのがベターです」

間違えてメールを送ってしまった! そんな時の謝り方は?(旅行業・25歳)電話での謝罪は過剰。メールで直ちにお詫びを。

「必要に応じて電話で謝罪をしますが、よほどのことでない限り、電話はかえって先方の時間を取らせてしまうので過剰です。メールで『大変申し訳ございません。誤りで送ってしまったので破棄してください』と、お詫びするのが善後策」(浅井さん)。「文章だと事務的な印象になりかねないので、相手によっては『す、すみません』など少し崩すと、気持ちが伝わりそうです」(石原さん)

資料などをお送りする際にひと言添える場合、一筆箋に直筆が必須?(保険・24歳)短い挨拶程度なら、直筆で添えるのが好印象。

「PCで打った文面より直筆のほうが心がこもっている印象はあるので、その先の仕事につながる可能性を考えると、短い挨拶程度なら直筆がいいかもしれません。ただし、長い説明が必要という場合は、PCの文面+直筆で名前を入れるという小ワザもあります。いずれにしても資料にひと言添えるのは必須で、それがないと、一気に仕事に対する意欲や配慮が足りない残念な印象に」(石原さん)

石原壮一郎さん コラムニスト。『大人の人間関係』(日本文芸社)など、大人力についての著書多数。「伊勢うどん友の会」を立ち上げ、伊勢うどんを広める活動も。

浅井真紀子さん 人材育成トレーナー。「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」研修担当支配人。ホテルレストラン協会テーブルマナーマスター講師。

ジャケット¥23,000 スカート¥14,000 ブラウス¥15,000 ピアス¥3,000 パンプス¥19,000(以上デミルクス ビームス) 時計¥37,500(ラーソン&ジェニングス)すべてデミルクス ビームス 新宿TEL:03・5339・9070

※『anan』2018年4月18 日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・原田ゆか イラスト・菜々子 文・保手濱奈美

(by anan編集部)