産経新聞証券面の「東証第1部」と書かれたワッペンの下から続く、銘柄の業種ごとの特徴を順番に紹介します。

 もちろん個別の会社ごとに株価が動く要因はあるので、あくまでも傾向ですが、理論的に考えられることを押さえておくと銘柄探しの役に立つでしょう。

 さて「水産・鉱業」です。水産業は、極洋、日本水産、マルハニチロなど歴史のある会社ばかりで、新規参入があまりみられない業界です。魚介類を養殖、買い付けしてスーパーなど小売業者への卸し、冷凍食品や缶詰などの加工も手掛けつつ、食品を供給しています。これらの業績は水産物の需要動向、価格の変動にも左右されます。

 鉱業には鉄鋼、石炭、ガスなど資源に関する会社があります。石油関連会社では開発・生産の段階、いわゆる川上に関わる会社がここに分類されます。これらの銘柄は、取り扱う資源価格の上昇と販売量の増加が業績に反映します。政策的な調整など各資源個別の変動要因のほか、例えば、中国の鉄鋼、石炭の需要が減少して価格が下落するなど新興国をはじめとする世界経済の動向が資源価格とこれら企業業績に影響することがあります。(三好美佐子)