文豪・井上靖の小説にも登場する山小屋「氷壁の宿 徳澤園(とくざわえん)」

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北アルプスの秀峰を望む、標高1500mの地に広がる上高地(長野県松本市)は年間150万人もの人が訪れる屈指の山岳リゾート。トレッキングや散策コース上には飲食店やホテルのほか、初心者でも泊まりやすい山小屋が点在している。今回は、山小屋デビューに最適な3つの宿をご紹介。

【写真を見る】カラフルなカーテンが、見た目にもかわいい相部屋。個人のスペースをしっかり確保

■ 奥上高地にたたずむ、文豪が愛した山小屋

「氷壁の宿 徳澤園(とくざわえん)」

明治時代に開拓された上高地牧場の跡地にあり、文豪・井上靖の小説「氷壁」にも登場した山小屋。しっくいや地元の木材を使用し、5年かけて2017年に改装された館内には、モダンな個室やボックスタイプの相部屋がある。2018年5月には、広々としたスイートルームも登場!

【山小屋データ】料金:個室1泊2食付き2名1室利用で1人1万6500円〜ほか/時間:チェックIN14:00〜、OUT〜8:30、みちくさ食堂は7:00〜15:45/休み:〜2018年4月26日(木)、11月5日(月)〜2019年4月下旬/駐車場:なし/交通アクセス:上高地バスターミナルより徒歩120分

■ 河童橋散策にも便利な立地

「上高地西糸屋山荘(かみこうちにしいとやさんそう)」

カラマツやニレの林に囲まれた創業90年余の山荘。上高地のなかで最もにぎやかな河童橋にも近く、みやげ店を巡るのにも便利だ。木の香漂う本館には和室と洋室、別館には相部屋を完備。風呂は温泉ではないがミネラル豊富な沢の水を使用し、広い湯舟で疲れを癒すことができる。

【山小屋データ】料金:本館個室1泊2食付き 2名1室利用で1人1万円〜ほか/時間:チェックIN14:00〜、OUT〜9:30、別館は〜9:00、喫茶グリーンポットは10:30〜14:00/休み:〜2018年4月25日(水)、11月11日(日)〜2019年4月下旬/駐車場:なし/交通アクセス:上高地バスターミナルより徒歩10分

■ ボリューム感ある料理が評判

「徳沢(とくさわ)ロッヂ」

槍ヶ岳や涸沢(からさわ)など、北アルプスへの登山基地として親しまれる松本市市営の山小屋。2016年にリニューアルした館内は、木のぬくもり漂う明るい空間だ。料理はイワナなどの川魚をメインにボリューム満点!登山者用の「おにぎり弁当」(900円)もあるので、必要な人は事前に予約をしておこう。

【山小屋データ】料金:個室1泊2食付き2名1室利用で1人1万4000円〜ほか/時間:チェックIN14:00〜、OUT〜8:30、カフェは8:30〜20:00/休み:〜2018年4月25日(水)、11月中旬〜2019年4月下旬/駐車場:なし/交通アクセス:上高地バスターミナルより徒歩120分

自然のなかで1日を過ごしたあとは、素敵な山小屋でリフレッシュ。3つの風情ある山小屋のなかで、あなたが泊まりたいのはどこ?(東海ウォーカー・東海ウォーカー編集部)