スーツ各社が3月次の売上を発表し、青山商事とコナカが不振となっている中で、アオキも客数こぞ伸び悩んでいるものの、客単価が好調なことで堅調な売上を続けていることが分かった。

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■青山は1年を通じてスーツが低調

 9日、青山商事が3月の売上推移速報を発表した。前年同月比で、「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」などのビジネスウェア事業では既存店売上高が99.7%、客数が97.6%、客単価が102.2%、全店売上高が101.9%。「キャラジャ」「セカンドストリート」などのカジュアル・リユース事業では、既存店売上高が108.4%、客数が109.8%、客単価が98.7%、全店売上高が94.0%だった。

 今期(2017年4月〜18年3月)の累計では、ビジネスウェア事業の既存店売上高が97.5%、全店売上高が99.7%、カジュアル・リユース事業の既存店売上高が100.6%、全店売上高が93.4%、両部門の合計では既存店売上高が97.5%、全店売上高が99.6%だった。

 3月は、「レディスなどが堅調に推移した結果、既存店売上はほぼ前年並みに推移」。過去11カ月分のコメントを振り返ると、「スーツなどが低調に推移」が最も多く5回(17年9、11、12月、18年1、2月)、「スーツが低調に推移」が2回(17年5、8月)、その他は、「スーツをはじめとしたメンズアイテムが低調に推移」(17年6月)、「週末の天候不順もあり、スーツを中心に芳しくありませんでした」(17年10月)と不振のコメントばかり。17年4、7月のみ「シャツ・洋品類が堅調に推移」とあるものの、逆に考えれば青山のメインであるスーツは、1年を通じて「堅調」にもならなかったようだ。

 期末店舗数は「洋服の青山」などが812店(期初4月比:-2店)、「ザ・スーツカンパニー」などが84店(同+6店)、「キャラジャ」などが28店(同-3店)。

■コナカは客数の前年割れが響く

 9日、コナカが3月の月次売上速報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が98.3%、客数が98.5%、客単価が99.8%、全店売上高が97.6%、客数が96.1%、客単価が101.5%だった。

 既存店、全店ともに客単価は堅調な一方、客数の前年比マイナスが続いている。最後に客数が前年比プラスだったのは、全店では2017年7月(101.4%)、既存店では、さらに1年さかのぼった2016年7月(100.8%)となる。

 今期(2017年10月〜18年9月)の上半期累計では、既存店売上高が95.2%、客数が94.9%、客単価が100.3%、全店売上高が97.8%、客数が97.1%、客単価が100.8%だった。2016年11月に発表した中期経営計画では、2017年9月期の売上高681億3,000万円に対して、2021年9月期の目標売上高は850億円の数字を出している。

■アオキは客単価の好調が続く

 9日、アオキホールディングスがファッション事業における3月の売上速報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が102.8%、客数が101.7%、客単価が101.7%、全店売上高が102.3%、客数が100.6%、客単価が101.7%だった。

 今期(2017年4月〜18年3月)の累計は、既存店売上高が99.2%、客数が94.3%、客単価が105.2%、全店売上高が100.2%、客数が95.0%、客単価が105.2%だった。客数が不振なのは青山やコナカと大差ないものの、それをカバーするくらいに客単価が好調なことで、全店売上高が前年比プラスとなっている。ちなみに全店、既存店とも客単価は2016年12月から15カ月連続で前年比プラスが続いている。

 期末店舗数は「AOKI」が574店(期初4月比:-1店)、「ORIHICA」が137店(同-10店)。