コイズミ照明公式ページより

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 コイズミ照明(大阪市中央区)は、4月中に照明器具で使う発光ダイオード(LED)チップをプリント基板に実装する工程をほぼ全量内製化する。滋賀県東近江市の生産拠点に2ライン目の実装設備を導入した。一部を外注していたが、内製化を進めることで納期をおよそ10日以内に安定させる狙い。ホテルや小売店向けの業務用照明で求められる、急な発注に対応できるモノづくり体制を目指す。

 LEDチップの実装ラインを追加したことにより、チップ実装能力は現在と比べ倍増の月800万個となる。コイズミ照明が生産する照明器具全体に必要なチップは月600万個ほど。長さ33センチメートル超といったサイズが特殊な一部の基板を除けば、生産量が増えても当面は実装工程をすべて内製化できる。

 実装ラインの追加に併せて、ハンダ付け不良などがないか確認する検査工程に数人増員する。投資額は非公表だが、2―3年で回収できる見込み。

 同社は家庭用と業務用双方の照明を手がける。中でも業務用は施設に施工する際、十分なスペースがないことが分かって製品の変更を余儀なくされる場合がある。実装を外注していると、こうした急な製品変更への対応が難しい。

 内製化を一層進めて納期短縮に対応し、顧客の価値向上につなげて稼ぐ力を高める。