大きなテーマから銘柄を探すにしても、一本釣りでお気に入りの会社に投資するにしても、リスク低減の方法として分散投資を心掛けていただきたいと思います。

 分散投資をするコツは、お互いに株価の動き方がかぶらない(相関性の低い)もの同士を組み合わせることです。資産クラスのレベルでは「株式と債券」「日本の株式と海外の株式」などがその例です。株式同士でも、その考え方を適用することができます。例えば、「トヨタ自動車と楽天」。販売の75%を海外が占めるトヨタと基本的に国内ビジネスである楽天では、株価が為替レートの動きに反応して動く度合いが違います。これは外需株と内需株の組み合わせです。ほかにも「トヨタと明治ホールディングス」は景気に左右される自動車の販売と景気の影響を受けにくい食品は、景気敏感株とディフェンシブ(防衛的)株の組み合わせです。株価の変動要因の違うものを組み合わせると分散投資がききやすくなります。株価変動の特質は、会社別に把握することも可能ですが、まずは業種での理解をしましょう。そこで、次回から業種ごとに動き方の性質を見ていきたいと思います。(三好美佐子)