メジャー初優勝をマスターズで成し遂げたP・リード(撮影:岩本芳弘)

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<マスターズ 最終日◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

パトリック・リード(米国)の優勝で幕を閉じた今年のメジャー初戦「マスターズ」。2位と3打差でスタートしたリードは、前半3番で初バーディを奪ったが、後半12番までで3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばしあぐねていた。ターニングポイントは14番パー4。セカンドを2.5メートルにつけるスーパーショット。メジャーのサンデーバックナイン。しびれる展開の中で見せたファイティング魂が初優勝に導いた。

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「パトリックはファイターなんだ、彼は前しか見ていない。後ろに下がることができない」とは、2位のリッキー・ファウラー(米国)のリード評。中盤、スコアは足踏みしたものの、攻めの姿勢は一度も崩さなかった。「自分のゲームプランを貫くだけだった」と、持ち前の攻撃姿勢で戦い抜いた。ファウラーやジョーダン・スピース(米国)といったツアー屈指の人気者が追い上げてきても意に介さなかった。

最終組でスタートしたリード。同組にはキャリアグランドスラムが懸かるローリー・マキロイ(北アイルランド)。「1番ティに立ったとき、歓声がスゴかったけど、ローリーが来たらもっとスゴかった」と、無表情で振り返ったリード。「彼のほうが応援が多いかどうかは分からないけど、ボクは自分のプレーをするだけだった」と、堂々と18ホールを駆け抜けた。

これで米ツアー通算6勝目。過去には、ファイターらしい熱い言葉で敵を増やしたこともあった。2014年の「WGC-キャデラック選手権」で優勝した際には、「これでボクは世界のトップ5に入ったと思う。敵はタイガー(ウッズ)」と発言。選手、関係者、メディアを敵に回した。

14、16年と出場した「ライダーカップ」では、ファンをあおる言動で物議を醸した。そんな態度や言葉は、すべてが“ファイター”のリードらしいといってもいい。プロは結果がすべて。自分のスタイルに徹して結果を残したのだから、周囲を黙らせるにはこれ以上のスタイルはない。ひときわ熱い魂を持ったファイター、リード。マスターズの優勝で、また一皮むけそうな予感がする。(文・高桑均)
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