ビジネスマナーとして、よく耳にする「ほうれんそう」。「報告・連絡・相談」の重要性を謳ったものだが、Twitterでは、「ほうれんそうのおひたし」という言葉が拡散している。

現在「ほうれんそう」は、「部下」が「報告する・連絡する・相談する」ことが大事である、という意味に受け取られがちだ。しかしもともとは山種証券(現SMBCフレンド証券)の社長だった山崎富治氏が、経営者としていかに多くの知識を集め、社員の力を合わせるかに心をくだくなか、風通しの良い組織をつくるべく社内に「ほうれんそう運動」を広めたのが始まりといわれている。ここでは“上司が部下の意見をどう吸い上げるか”に重きがおかれており、現在広まっている認識とは逆ということになる。

そんな「ほうれんそう」について、昨年秋にTwitterユーザーの@Hound_7さんが、

“よく新人さんに報告・連絡・相談(ほうれんそう)を教えるけど、自分はその報告に対して

お:怒らない
ひ:否定しない
た:助ける(困り事あれば)
し:指示する

と『ほうれんそうのおひたし』で心掛けてる。悪い内容でもこの点を注意してると新人さんは早めに相談してくるので対策打ちやすい”(原文ママ)

とツイートしたところ、大反響に。そして今年4月になり、@sarumaryutoさんが、この言葉をもとにして、部下にパワーポイントでデザインしてもらったというポスターを印刷したことを報告。Twitter上にそのポスターの画像を公開したところ、わかりやすいイラストと文言が改めて反響を呼び、

“おー!これはいいですな!
会社にも、自分にも戒めとして
心がけたいです!”
“うちの職場にも取り入れて、日直に実行してもらいたい
特に「おひたし」はお願いしたい”

と、自分の職場にも取り入れたいという共感の声のほか、

“一枚売ってください”
“このポスター30枚ほど欲しい・・・・”
“これぜひ会社に貼ってやりたい!報告したら怒られるし、相談しても否定されるからな!連絡しても無視だし”

と、「ポスターが欲しい」という声も続出している。山崎富治氏が「ほうれんそう」を提唱して約30年、組織内のコミュニケーションの難しさが改めて浮き彫りになっているともいえそうだ…。
(花賀 太)

■関連リンク
アラ〜〜キ〜〜 (@sarumaryuto) | Twitter
https://twitter.com/sarumaryuto/status/981175927475326977

Hound (@Hound_7) - Twitter
https://twitter.com/Hound_7/status/910034089104699392