<マスターズ 3日目◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

米国男子ツアー通算5勝のパトリック・リード(米国)が、大きなチャンスをつかんでいる。今季、海外メジャー初戦の「マスターズ」は3日目の競技を終え、前日の「66」に続き、この日も「67」のビッグスコアをマークしたリードが単独トップ。初メジャー制覇に王手をかけた。

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前半は苦戦した。「雨の影響でコンディションが違った。昨日まではグリーンが硬くて止まらなかったのが、今日は軟らかくて、全部ショート。アジャストするのに4ホールかかってしまった」。3番でボギーが先行したが、5番でバーディ、8、9番でも連続バーディ。後半は圧巻の2イーグル・1バーディ(2ボギー)を奪い、前半の遅れを取り戻し、首位を堅守した。

「あしたは4番ではなく、1番でコースの状態をつかみたい。コースを相手に自分のゴルフをしていくだけ」と、初メジャーに向けて心を落ち着かせているが、周囲がそうはさせてくれない理由がある。

2016年の米国対欧州の「ライダーカップ」最終日シングルス戦。1試合目にトップバッターとして登場したリードは、ローリー・マキロイ(北アイルランド)と対戦。両者ともに顔を真っ赤にするエキサイティングな展開。大熱戦を繰り広げ、リードが1アップで激闘をものにした過去がある。

そんなマキロイが今大会で3打差の2位。最終日の最終組を2人で回ることになったわけだが、11年のマキロイがそうであったように、これまでも多くの選手が首位で迎えた最終日に大きく崩れて初勝利を逃してきた。マキロイが「パトリックのほうがプレッシャーはある」とけん制するが、リードは至って冷静。「彼とのラウンドはいつも楽しいけど、彼と対戦するわけではない。ボクはボクのゲームプランどおりにやって、コースと戦うだけだ」。

「明日も60台のスコアで回れたらいいね」と話すリード。マスターズの長い歴史の中で、4日間をすべて60台で回った選手はゼロ。メジャー初優勝に加え、偉業達成もかかる。ジョーダン・スピース(米国)、ダニー・ウィレット(イングランド)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)と、過去3年の優勝者はいずれもメジャー初優勝がオーガスタ。リードがリードしたまま終わるのか。注目の最終日となりそうだ。(文・高桑均)
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マスターズ 3日目の結果
マスターズ 最終日の組み合わせ
パトリック・リードのプロフィール&今季成績
生涯グランド・スラムがかかるR・マキロイ「この日を待っていた」
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