運用のイメージ図。(画像: ローソンの発表資料より)

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 ローソンは、EC系システムや情報系システムなどの既存システム群(ローソンフレッシュ、ローソンコーポレートサイト、社内ポータルシステム等)を、マネージド・クラウドサービス「absonne」(アブソンヌ)に移行した。同社は、すでに新規開発するシステムについてAWS(Amazon Web Services)での構築・運用を開始したが、今回の既存システムのabsonneへの移行によって、ITインフラを最適化し、クラウド化の移行コストとITシステムの運用コストを大幅に削減することに成功したという。

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 「absonne」は、新日鉄住金ソリューションズが開発したマネージド・クラウドサービス。ローソンは、コンビニエンスストアの大手フランチャイザーとして、全国約1万4,000店舗を展開。店舗展開の多様化や新商品・新サービスの拡充に向けては、情報システムの構築が不可欠でありこれまで以上にその加速化が求められていることから、2014年にシステムのインフラを、クラウドに順次移行する方針を打ち出した。

 新規開発するシステムについては、AWSでの構築・運用を開始する一方で、既存の業務システムをAWS上に移行するには、アプリケーションの改修や、移行後のテストに、コストと時間を要することなどが明らかになっていた。そのため、国内3カ所のデータセンターに保有する自社の既存システムのクラウド化は見送られていたが、データセンターの維持やハードウエアの保守期限切れに伴うITインフラの更改など、既存システムの運用には、その管理コストが大きな課題となっていた。

 そのため、今回既存システムと親和性が高い「absonne」を採用。absonneには豊富な移行実績があり、既存のアプリケーションをそのまま継続して利用可能という。ローソンでは、2018年4月時点で、EC系システムや情報系システムを中心に260OSをabsonneに移行しており、クラウド移行とITインフラ更改の負荷を削減するとともに、一部データセンターの閉鎖を含め、運用管理コストを大幅に削減。今後は、AWSとabsonneを使い分けるマルチクラウド化を進める方針だ。