真の病巣は「自己決定感のなさ」にあったという新説

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 こんにちは、梯谷幸司と申します。

 メンタルトレーナーとして言葉の技術や心理技術を駆使し、脳の動かし方を変化させる独自の方法により、クライアントが抱えるさまざまな身体面・メンタル面の症状を改善するサポートをしています。

 30年近くこの仕事をしておりますが、コーチングやカウンセリングなどを通して病気をやめてもらうお手伝いをさせて戴いた人々は、のべ800人(その他のコーチングやカウンセリングは延べ約4万8,000人)になります。

 これまで終わらせて来た病気の一例をあげると、乳がん、大腸がん胃がん、肺がん、白血病、悪性リンパ腫、脳疾患、心疾患、糖尿病、動脈瘤、骨髄炎、子宮筋腫や卵巣のう腫など婦人科系疾患、膠原病などの自己免疫疾患、アトピー、うつ病やパニック障害などの精神疾患……など、多岐に渡ります。

 これを読んで、「そんなことがあるわけない」と疑った方も多いと思います。

 もちろん私は医師ではありませんから、病気を抱えるクライアントに対して治療をするわけではありません。では、一体何をしているのか?

 クライアントの心や、脳の動かし方に変化をつけるアプローチをすることで、標準治療とともに病気を改善するお手伝いをしているのです。

 また最近は、この「病気をやめる・身体を変える脳の動かし方」の分野に関して、東京大学との共同研究もスタートさせています。研究では、様々な「病気をやめる・身体を変える脳の動かし方」が分かって来ています。

 そして、私のところへは、多くの病気の方々がカウンセリングに訪れます。

 約2か月前も、抗がん剤や放射線治療などを続けているにも関わらず、なかなかガンが消えないという方が、ご相談にいらっしゃいました。よく聞くと糖質制限などの食事法を教えている先生で、ご自身も、とてもストイックに糖質制限をされている女性でした。

 糖質制限をするに当たっては、ダイエット目的の人もいれば、「健康維持のため」「糖尿病で」「糖質はガン細胞の栄養になってしまうから」という人など、人それぞれに目的があると思います。

 私は、その相談に来られた女性の、食事や糖質制限に対するストイックさが気になったので『そもそも、どうして糖質制限をするのですか?』と質問をしました。

 すると、「だって、糖質はガン細胞の栄養になるというのは常識じゃないですか!! ガンを大きくしないためには、糖質は排除しないといけないんです!!』との回答。

 私はさらに「常識だということは、誰が決めたのですか?」と質問をしました。

 すると、その女性は『だって、病院でもそう説明されて、糖質制限を勧められたし、一般的にそう言われているじゃないですか!!』とおっしゃいました。

 そこで、私は「この方の常識が、“外的基準”で作られてしまったのが重要な1つの鍵だな」と判断をしたのです。

◆重病の予後を大きく左右する、“外的基準”と“内的基準”

 人は、何かを「やるか・やらないか」を判断する時、そして自分がやっていることについて「上手くいっているか?否か?」を判断する時、自分の信念や価値観に照らし合わせ、「自分の基準で決めた」という感覚が伴う“内的基準”で判断をします。

 一方で、「みんながそうしてるから、私もそうした」「〇〇大学の教授がそうだと言っていたから、そう判断をした」「医者がそう言ったから、そうなんだと信じた」など、「自分の基準ではなく、外部の基準で決めた」という感覚が伴う“外的基準”で判断をすることもあります。

 身の回りに起きる現実を「内的基準」という脳の動かし方で判断をするのか? 「外的基準」という脳の動かし方で判断をするのか?