20〜30代の独身女性の彼氏がいない確率が50%を超える今。いつの間にやら少数派になった彼氏持ちの女性の中には、彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちがいます。彼女たちが本命になれない原因は何なのでしょうか……。彼女たちの過去の恋愛から、その原因を探っていきます。

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今回お話を伺ったのは、都内の業務用の美容機器を扱う会社で働く大城佐和子さん(仮名・30歳)。ゆるいパーマのかかった茶髪のボブヘアに、ボーダーのゆったりめのカットソー、ワイドサイズのジーンズを上手に着こなしています。アイラインやマツエクも茶色で、こだわっている様子。バックや名刺入れなどの小物もブランドのロゴが一か所だけ入ったシンプルなもので、佐和子さんの雰囲気に合っています。笑顔が絶えずに、第一印象で彼女に不快な感情を持つ人はほぼいないはず。そんな佐和子さんのセカンド気質はどこにあるのか――。生い立ちや、学生時代の恋愛から話を伺っていきます。

「出身は東京の世田谷区で、両親と1歳下に弟がいる4人家族でした。父は不動産関係の仕事をしていて、母は専業主婦です。父は子供には厳しかったんですが、母親には優しかったので、夫婦仲は良かったと思います。父親は病気で4年前に亡くなりました。母親は今はもう元気なんですが、一時は憔悴しきっていて、ごはんも食べれなくなりました。なので、私は実家を出ていたんですが、戻ったんです。弟も戻りたかったみたいなんですが、すでに結婚をしており、義妹の反対もあって同居は無理だったようです」

初めて彼氏ができたのはいつですか?

「高校1年生の時です。クラスメイトの男の子で、夏休みに告白されて付き合うことになりました。彼のことは入学した時からいいなと思っていたので嬉しかったですよ。1年ほど付き合って、花火大会やクリスマスなどのイベントごとをずっと一緒にいました。イベントごとを一周したら、お互いに満足してしまって、クラスも変わったこともあり気持ちが冷めて、話し合いで別れました。付き合った時がピークで、気持ちは徐々に下降していったんです。半年ほど過ぎたあたりから、別の人に目が行っていましたね」

大学へ進学後は、片思いを繰り返し、付き合うまでには至らずだったそうで。

「大学は都内の文学部に進学しました。本当は服飾の専門学校に行きたかったんですが、親が許してくれなくて。結局親の卒業した大学へ進学しました。大学では、学食でよく会う別の学科の1歳年上の先輩を好きになったり、他大学と合同のテニスサークルに入っては、そこで出会った2歳上の他学校の先輩や、同い年の別学部の男子、1歳下の男の子まで、色んな人を好きになりました。いいなと思っている人は他にもたくさんいました。私は切れ長の目をしている人に少しでも優しくされると、すぐに好きになっちゃっていましたね。惚れっぽかったんです。好きになって、向こうの好意を感じたらすぐに告白していました。大学では4人に告白したのに、本気にとってもらえなかったり、友達としてしか見ていないと振られたりばかりでしたね……」

就職先でも男性社員に惹かれていく毎日

大学を卒業後は、父親の紹介で医療関係の器具を扱う企業に就職。そこでも惚れっぽい性格は健在で、彼氏もできたようですが……。

「就職先は父親のツテで入りました。その頃にはすっかり服飾への夢は無くなっていましたね、特にしたいこともなかったし。配属された部署は営業事務で、営業先への資料作りをしたり、たまに営業先へサポートとしてついて行くこともありました。でも、ノルマがあるわけでもなく、営業をさせられるわけでもないので辛いことはなかったです。同期入社や、短大卒で入っている同い年の友人もできましたし。

そして、そこで私がサポートとしてペアを組んでいた男性を好きになりました。彼は綾野剛さん似の4つ上の先輩で、ミスをしても怒らずに、私が他のことで怒られたらフォローで飲みに連れてってくれたりしました。そんな姿に惹かれてしまって、相談事があると嘘をついて飲みに行った時に告白しました。『彼女がいるから』とハッキリ断られましたね……。その後も気まずくなるのかなと思っていたら、彼はそんな素振りを一切見せずに、いつも通り。すぐに元の関係に戻れました。

その後も、同じ営業の7歳上の男性や同僚を好きになったり、別部署の男性に惹かれたり、取引先の男性を好きになったりしました。同僚とは告白をして付き合えたんです。でも、その前に7歳上の男性と付き合っていないもののそういう関係になっていたことがバレて、すぐに振られてしまいました。

そんなことから、同じ部署の女性社員に『男好き』と陰口を言われるようになってしまい……。私に直接言ってくることはないんですが、あからさまによそよそしくなったり、私がトイレに行くとみんなが一斉に静かになるんですよね……。そんな状況でも、親の紹介だから簡単に辞めることができなくて……。仕事中というより休憩中が辛かったですね……。社内でたまたま好きな人ができただけで、なんでこんな目に合わないといけないのかと思いましたよ……。そんなもやもやした毎日を学生時代の友人に慰めてもらっていた時に、飲み会である男性に出会いました。すぐ惹かれてしまったんですが、彼は私には手に負えないような振り切れた男性で……」

「月末の締め日の時だけが、みんな忙しくてオフィスで昼食をとるんです。その数日だけがランチタイムをボッチで過ごさなくていいので好きでした」と佐和子さんは語ります。

友人が紹介してくれたのは公言して浮気をする男性で……。でもまだ“浮気”だとマシなほうだった!? 〜その2〜に続きます。