旗艦セダン「LS」

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 トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が新段階に入る。国内累計販売台数が3月末時点で50万台を超えた。2005年8月の国内発売以来、約12年半での到達となる。レクサスは89年に米国で生まれた比較的若いプレミアムブランド。トヨタはレクサスを通じ、車だけでなく生活全般の質の向上を提案し、ブランド力の向上を狙っている。

 国内累計販売の内訳は、旗艦セダン「LS」が約9万台、スポーツ多目的車(SUV)「RX」が約8万台など。一方、17年の世界でのレクサス販売の約半数は北米で、欧州勢の強い中国市場での販売増が課題だ。

 トヨタは3月末、都内に体験型施設「レクサスミーツ」を開設するなど「レクサスのある生活」そのものの提案に力を入れる。レクサス販売店ではランドセルや文房具など、レクサスブランドの生活用品を広く扱う。先進技術をいち早く採り入れる役割も担っており、自動運転や走行安全などの機能もまずレクサス車から搭載する計画だ。

 車以外でのブランド展開も加速。レクサスのプレジャーボートを19年後半に米国で、20年春には日本でも発売する。総合的なブランド力の発信で、独ダイムラー系のメルセデス・ベンツや独BMWなど「ジャーマン3」と呼ばれるプレミアムブランドとの競争を生き抜く考えだ。