ヘッドマウントディスプレーを装着すると3D空間で住宅の完成イメージを体感できる

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 DTSは住宅の完成イメージを高精細の3Dコンピューターグラフィックス(CG)で再現できるプレゼンテーション用ソフトの最新版を投入する。映画やアニメーションに用いる仮想現実(VR)機能の実装に加え、見積もり支援や構造上の積算機能も強化した。大手住宅メーカーのみならず、中小の工務店や建材メーカーのショールームなどでも、業界最高水準のリアルな画質で住宅完成イメージを3D空間で体験できる。

 DTSが発売する「ウォークインホーム18」は2000年の発売以来、バージョンアップを重ねてきた。現在、販売代理店各社が部材マスターやマニュアル、カタログなどを整備中。代理店を通した市場投入は5月中旬以降となる予定。

 目玉となるVR機能は、米エピックゲームズが開発した売れ筋の3Dゲームエンジン「アンリアルエンジン4」によって実現した。ウォークインホームで入力した物件データをアンリアルエンジン4用に変換して、業界最高画質のVR画像を提供する。ヘッドマウントディスプレーを装着すれば3D空間に入り込むような感覚で、住宅の完成イメージをリアルに体験できる。

 一戸建て住宅は年間着工棟数が減少傾向にあり、大手住宅メーカーや中小の工務店のいずれもがプレゼンテーション段階での営業力強化に力を注いでいる。VRによるリアル体験の提供により、こうした市場ニーズに応える。

 このほか、見積もり支援ではビフォア・アフター入力と積算機能を強化した。これにより、需要の多いリフォーム物件の入力時間を大幅に削減できる。さらに施主への見積もり精度を高めるため、構造上の積算機能も強化した。特に要望の多かった、構造パースの整備と木材の積算(木拾い)機能強化を充実した。

 近年、ユーザー層として、木材をあらかじめ工場で細断するプレカット工場が増えており、工務店の見積もり業務や積算業務にも役立つ。