経済産業省は6日、4〜6月期の粗鋼生産量が、前年同期比0・9%増の2634万トンになるとの見通しを発表した。

 国内外の景気が堅調に推移しているためで、3四半期連続で前年実績を上回った。

 国内の自動車や電機メーカーを対象に調査した4〜6月期の鋼材需要は、1・8%増の2332万トンを予想。このうち輸出は5・2%増の776万トンと、国内の伸びを上回る見通し。経産省は前年に設備トラブルに伴う落ち込みがあった反動が大きいとしている。トランプ米政権が3月23日に発動した輸入制限の影響は織り込んでいない。

 部門別では、建設部門での需要はほぼ横ばいの見通し。首都圏再開発や東京五輪・パラリンピックによる増加が見込まれる一方、住宅向けが減少するとみられるためだ。製造部門は、造船向けの不振を産業機械向けが補い微増となる。