インターネットやSNSで便利になりすぎた世のなか。

漢字なんか書けなくてもタイプすればすぐにPCや携帯が変換してくれて、地図の読みかたが分からなくてもアプリがていねいに誘導してくれる。

何もかもがかんたんで、知ろうと思えばすぐに知れてしまう反面、探すこと、自分でどうにかしようとすること、忘れてしまっている気がする。

好きなアーティストのアルバム発売日にタワレコに走ったのを思い出す

たとえば、音楽だってそう。

ボタンひとつでダウンロードできたり、音楽配信アプリが普及していて、CDを買いに行くことも少なくなった。

中学生のころ、好きなアーティストのアルバム発売日にタワレコに走ったのを思い出す。

一目散に家に帰り、コンポにCDを入れアルバムを呆れるほど聴いた。

いまではすぐに聴きたければダウンロードできて、YouTubeでMVまで見れてしまう。

あのころのドキドキやワクワクはもう戻らない。

大好きだったファッション誌の発売日を毎月待ち焦がれていた

なんでもネットに頼ってしまう社会に少し疲れを感じる。

自分で考えたり、自分で行動したりを、みんなだんだんしなくなっている。

服を買うのだってネットでかんたんに済ませられる。便利なんだけどさ。

自分が生業としている「ファッション」をなぜ好きだったのかを思い出してみる。

大好きだったファッション誌の発売日を毎月待ち焦がれて、穴が空くほど読んだ雑誌たち。

そこでしか得られない情報を頭のなかに溜めていくのが好きだった。

自分のお小遣いで、自分で買いに行くところまでひっくるめて全部好きだった。

たまにはアナログな方法で頭を働かせたい

私はいまでも雑誌を読むのは大好きだけれど、Instagramやファッション系のウェブサイトで日常的に情報を得るのがほとんどだ。

インターネットやSNSは私にとっても欠かせないものとなっていて、仕事のベースとも言える。

ただネットの使いすぎや頼りすぎはやはり性に合わないというか、私を窮屈な世界で生きているような気分にさせる。

行ってみる。やってみる。経験が糧になる。

気になったらネットで検索するだけじゃなくて、たまにはアナログな方法で頭を働かせたい。

あのころの気持ちはきっともう二度と味わえないけど、それでも自分の方法で、あのころと同じ"好き"を続けることに意味がある。