須賀神社/撮影:栗原祥光

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2016年8月に劇場公開以来、興行収益が邦画史上4位となる250億円を超えた長編アニメーション映画「君の名は。」。ハリウッド映画化が決定したこと、そして2018年1月3日には地上波で初のテレビ放送をして話題になったことは、記憶に新しいところだ。

【写真を見る】映画「君の名は。」のラストシーンで登場する階段/撮影:栗原祥光

映画は、住宅地の神社の階段で再会した2人が、涙を流しながら互いに名前を尋ねるシーンが登場して終わるが、その階段がJR四ツ谷駅から徒歩15分ほどのところにある。

■ 長年四谷を見守り続けた神社

JR四ツ谷駅を出て、新宿通りを新宿方面に歩き、四谷2丁目の信号を左折。そのまま少し歩くと、下り坂の先に階段が見えてくる。

この階段、四ツ谷の地を江戸時代から鎮守する「須賀神社」の参道。劇中では印象的な赤い手すりだけでなく、右手の石垣や「須賀神社」と書かれた石碑まで描かれており、映画を見た人なら、あの感動がよみがえってくること間違いないだろう。

須賀神社の宮司さんに話を聞いた。「製作会社からお話を頂いた時は、何のことかよくわからず、はいどうぞと二つ返事をしました。ですから当初、何のドラマかアニメなのかも、よくわからなかったんですよ」(笑)。しかし、映画のキービジュアルにも使われたことからか、映画公開前の2016年6月頃から訪れる人が増えてきたという。そして秋になると、ピークを迎えて、あまりの訪れる人の多さに驚いたそうだ。

 2016年9月には、映画の公式サイト上で節度のある行動とマナーを心がけてほしいとする、「『君の名は。』関連場所訪問(聖地巡礼)についてのお願い」のお願いが出るに至るほどの盛況ぶり。その後、一旦は沈静化したものの、また昨年秋には訪れる人が増えはじめ、今でも多くのファンがその場所を訪れている。筆者が訪れた日は平日、しかも雨であるにも関わらず20名ほどの方が階段を訪れ、写真にその風景を納めていた。中には訪日観光客の方や、大学生カップルがおりスマートフォンで「階段で振り向きあう2人」を撮影していた。

さて、階段を登って右手にある「須賀神社」を訪れると、やはりというか、キャラクターが描かれた絵馬がいくつも見かける。もともとは五穀豊穣を祈る稲荷神社であったものの、現在は末社に大国主大神を祀っているとのことで、社殿の隣には大黒様の木彫りが鎮座している。大国主大神といえば、縁結びの神様。主人公とヒロインを引き合わせたのは、ひょっとしたら縁結びの力なのかも、と思いながら神社を後にした。(東京ウォーカー・東京ウォーカー編集部)