産労総合研究所は、毎年恒例となっている2018年度の新入社員タイプを「SNSを駆使するチームパシュートタイプ」と発表した。このネーミングに、ネットではツッコミが続出している。

同研究所によれば、今春の新入社員は、就職“氷”河期を脱し、ここ数年続く売り手市場の追い風を受け、スピーディーに就活を終えることができたという。そうした様子を平昌五輪で金メダルを獲得したスピードスケートの女子チームパシュートで、3人が順序を入れ換えながら疾走する姿になぞらえたという。

さらに、就活で「SNSを活用してグループの協力関係を作りスピーディーに活動」した点にも注目。内定というゴールに向けて、少数の仲間同士でSNSを活用し、綿密な情報交換で協力関係を構築した。また、就活そのものは短期決戦だったとはいえ、入社すれば約40年もの長期戦。努力を怠れば周回遅れになるおそれも考慮に入れたとのこと。

過去5年のネーミングは、2017年度「キャラクター捕獲ゲーム型」、2016年度「ドローン型」、2015年度「消せるボールペン型」、2014年度「自動ブレーキ型」、2013年度「ロボット掃除機型」といったように、その年のヒットアイテムを反映した呼称になっている。いずれも多少のこじつけ感は否めず、辟易とする声も毎年のことだが、それは今年も同様。Twitterでは、

“無理やり感ハンパないな。”
“流行りの言葉を使いたいだけのような。”
“毎年「ネーミングする意味あるか?」と思う案件”

とツッコミが相次いでいる。さらに、

“拙者的には、仲間に優しく同意する「そだね〜タイプ」でござる”
“いや、むしろ「マススタートタイプ」だろ。一緒に滑っている連中もしょせんはライバル。”

と、平昌五輪とかけつつも、代替案を提案する声も少なくない。

ちなみに、同研究所は新入社員の傾向について、「大手広告代理店の新入社員の過労自殺は今なお学生たちの懸念材料として尾をひいており、その後の相撲界のパワハラ事件なども手伝い、会社や上の世代への不信感」を抱えていると分析している。

新生活のスタートダッシュを決めたものの、後半になって失速…なんてことにならなければいいが…。
(山中一生)

■関連リンク
2018年度(平成30年度)新入社員のタイプ
https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=576