桜もあっという間に散ってしまい、気分的には早くも初夏?ポカポカ陽気を通り越しており、早くもアルコールが美味しくなる季節となっています。そこで今回は「株式会社マクロミル」が20代から60代の男女を対象とした「アルコール」に関する調査結果をご紹介!アルコールが大好きな年代は、果たしてどの世代?

アルコール好きなのは60代男性と20代女性!

男性と女性では、やはり男性のほうがアルコール好きというイメージがあります。仕事が終わったお父さんが同僚と一杯飲んだり、はたまた家に帰宅して晩酌する……こんな光景は昔からありましたが、今の時代は女性でもアルコールをたしなむ人が多いのではないでしょうか。同調査では性別と年代別にそれぞれ、「あなたはお酒が好きですか?」と質問し、一番お酒が好きな性別と年代を調査。その結果は以下の通りです。

30代女性でガクッとお酒好きが減るのは、妊娠や出産でアルコールを控える必要がある人が多いからでしょうか?

「とても好き」と「やや好き」を合わせた割合をみると、一番多いのは「男性60代」(75.5%)。続いて多いのが、なんと「女性20代」となっています。その割合は71.1%で、他の女性の年代を圧倒しているのです。“若者のアルコール離れ”が指摘されていますが、女性に限ってはまったくその傾向に当てはまらないようです。

一方で「とても好き」の割合をみると、やはり女性よりは男性のほうがより、お酒好きが多いことが分かります。

男性はお酒を飲めず、女性はお酒が好きというカップルは今の時代、全く珍しくありません。

ウイスキー・ハイボールは「におい」を敬遠する人が多い

では、お酒が好きな人はどんな種類のものを飲んでいるのでしょうか?同調査では「好きなお酒」と「嫌いなお酒」についても調べていますが、結果は次の通りです。

好きなお酒

1位 ビール……33.5%

2位 チューハイ・サワー……17.2%

3位 カクテル……10.5%

4位 ワイン……8.3%

5位 ウイスキー・ハイボール……7.0%

嫌いなお酒

1位 ウイスキー・ハイボール……17.7%

2位 焼酎……17.2%

3位 日本酒……15.2%

4位 ビール……9.4%

5位 ワイン……6.7%

やはり「ビール」はいつの時代も大人気!上位を見ると、それほど度数が高くない炭酸系アルコール飲料が人気を博していることが分かります。逆に「嫌いなお酒」で1位は「ウイスキー・ハイボール」。その理由について寄せられた自由回答をみると、「アルコール分が強く、においも好きではないから」(女性40代)、「味、においがとてもきつく、自分の中で最も遠ざけてしまうから」(男性20代)といった意見が多数。炭酸系アルコール飲料とは真逆の“飲みにくさ”“酔いやすさ”が敬遠されているようです。

飲み口のいいストロング缶で、手っ取り早く酔いたい

そんな傾向がある一方、最近は「ストロング缶」と呼ばれる高アルコールの缶チューハイが多数発売され、人気となっています。ウイスキーのような酔いやすいお酒は敬遠するのに、なぜストロング缶はアリなのでしょうか?同調査では「高アルコール缶を買って飲んだ理由」についても調査しています。

ウイスキーやワインよりも、缶チューハイが美味しい。だから缶チューハイで酔いたい……そんな人が増えている気がします。

1位は「美味しそうだから」(48.0%)が圧倒!その一方で「強いお酒が好きだから」(24.8%)、「安く酔いたいから」(19.6%)、「早く酔いたいから」(19.0%)という意見も目立ちました。つまりウイスキーのようにクセのあるお酒は敬遠しつつも、飲み口がいいビールや缶チューハイで手早く酔うのはむしろ“歓迎”という人が多いのです。

とはいえいくら飲み口が良くても、高アルコールなのであまり飲みすぎると悪酔いします。これからどんどん気候が暑くなりますが、お酒好きが多い20代女性は特に、ストロング缶の飲みすぎに注意してくださいね。

【調査概要】
調査主体 マクロミル
調査方法 インターネットリサーチ
調査対象 全国20〜69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法 平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間 2018年3月27日(火)〜2018年3月28日(水)