アーティング・インパル 23号車

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 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦、23日、栃木県ツインリンクもてぎ。午前中に降り出した雨も上がり、決勝がスタートする頃には空もすっかり晴れ渡り、ドライコンディションの中で62周の決勝レースが行われた。

 最終戦の鈴鹿を残し、現時点でドライバーズタイトルの可能性が残されているのはわずか3名。ランキングトップの本山哲(アーティング・インパル)、2位に4ポイント差で井出有治(モバイルキャスト・インパル)、3位はさらにその井出と4ポイント差でリチャード・ライアン(ドコモ・ダンデライオン)となっている。

 前日に行われた予選の結果、決勝のポールポジションは本山、2位は前戦の富士を制したアンドレ・ロッテラー(ピア・ナカジマ)、3位ブノワ・トレルイエ(モバイルキャスト・インパル)、4位山本左近(コンドウ)、井出は5位、ライアンが6位のスタート順位となった。本山がポール・トゥ・ウィンでフィニッシュした場合、井出は3位表彰台以上の結果を残さない限り、ここもてぎで本山のドライバーズタイトルが決定となる。

 スタートはフロントローの2台が上手く飛び出し、本山をロッテラーが追う展開。ロッテラーは再三、本山に仕掛けるが交わすことができず、単独でスピンしてしまい早くも姿を消す。

 序盤を盛り上げたのは小暮卓史(ピア・ナカジマ)。12番手スタートの小暮は2ピット作戦を選択。燃料搭載量の少ない軽いマシンでファステストラップを連発し、上位陣を次々とパスして観客を沸かせる。トップ本山の背後まで詰め寄り22周目にピットイン。10位でコースに復帰し、再び上位を追い上げて行く。その後再び2位まで順位を上げた小暮だったが43周目に2回目のピットに入ると今度は12位まで順位を落としてしまった。

 トップ本山、2位山本に続いてピットインした井出は、ライアンの目の前でコースに復帰するが、タイヤが温まらない内にライアンだけでなく土屋武士(ルマン)にまで交わされ順位を落としてしまう。その後ライアンを激しく追い掛けた井出だったが、こらえ切れずにライアンに衝突。これによりライアンはタイヤをパンクし緊急ピットイン、井出はフロントウイングを破損したままの状態で走行を続ける。本山を追い掛けなくてはならない二人の争いが、結果として本山の独走を許すことになった。

 最後は山本に背後まで詰め寄られるシーンもあったが、本山が逃げ切りチェッカーを受ける。本山は今季3勝目。最終戦を残し、本山のドライバーズタイトルが決定した。

決勝レース結果 - livedoor 自動車