気軽に乗馬体験ができる!/(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二、モデル=あすか(hamajo)

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遊園地やショッピングモールなど多くのスポットが立ち並ぶ横浜市中区。約160年前の1859(安政5)年には横浜港が開港し、外国人居留地としてにぎわっていた。当時の港町には海外から新しい文化が入ってきていて、アイスクリームやサイダーは中区発祥と言われている。保税倉庫として建設された横浜赤レンガ倉庫や、現在の競馬場のモデルとなった旧根岸競馬場一等馬見所の一部が今も残るなど、当時の面影が感じられる場所が現存している。

【写真を見る】コロッセオを思わせる圧倒的な存在感の根岸競馬場跡/(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二

■ 根岸の「旧根岸競馬場一等馬見所」

「根岸森林公園」の敷地内にある、1866(慶応2)年に建設された競馬場の跡。日本初の常設洋式競馬施設で、公園全体が近代化産業遺産にも認定された。中には入れないが、迫力満点でフォトスポットとしても人気がある。

■旧根岸競馬場一等馬見所(きゅうねぎしけいばじょういっとううまみしょ) 住所:神奈川県横浜市中区根岸台 根岸森林公園内 電話:045-641-9185 時間:24時間 休み:なし 駐車場:200台(300円/120分、以降50円/20分ほか) アクセス:JR線根岸駅より桜木町駅前行バス約6分、滝の上バス停から徒歩10分

■ 根岸の「馬の博物館」

日本初の常設洋式競馬施設である根岸競馬場の跡地に立つ、ウマや競馬に関する資料、約1万5,000件を収蔵する博物館。

隣接する「ポニーセンター」で触れ合いができるほか、ウマの進化の流れを模型で紹介するなど、ウマを一から知ることができる。

「ポニーセンター」では、毎週土曜にえさやり体験、月に1・2回乗馬体験などが行われる(入館料が必要)。触れ合いができるウマの中には、天皇賞馬のマイネルキッツも!「ポニーセンター在来馬ぬいぐるみ」(1,000円)やウマ&馬蹄チャーム付の「オリジナルキャンバスバッグ」(700円)などグッズも販売している。

■馬の博物館(うまのはくぶつかん) 住所:神奈川県横浜市中区根岸台1-3 電話:045-662-7581 時間:10:00〜16:30(最終入館16:00) 休み:月曜(祝日、振替休日の場合開館) 料金:大人100円ほか 駐車場:なし アクセス:JR線根岸駅より桜木町駅前行バス約6分、滝の上バス停から徒歩1分 

■ 馬車道の「横浜赤レンガ倉庫」

「横浜赤レンガ倉庫」は、明治末期から大正初期に建設された。現在は飲食店や雑貨店など50店舗以上が入る、横浜を代表する観光スポットだ。1869(明治2)年、馬車道通りで製造販売する店ができたアイスクリームや、1875(明治8)年に日本で初めて横浜扇町で製造に成功したというサイダーはどちらも横浜発祥。

「YOKOHAMA BASHAMICHI ICE」では「アイス」(330円〜)、「日本百貨店あかれんが」では「オリツルサイダー」(259円)を販売している。赤いレンガと、青い海のコントラストがすてきなロケーションで発祥グルメを味わいながら休憩しよう。

■横浜赤レンガ倉庫 住所:神奈川県横浜市中区新港1-1 電話:045-227-2002 時間:10:00〜19:00(1号館)、11:00〜20:00(2号館)※飲食店は店舗により異なる 休み:なし 駐車場:179台(500円/60分ほか、1店舗につき3,000円以上の利用で60分無料) アクセス:みなとみらい線馬車道駅6出口または日本大通り駅1出口より徒歩6分

明治維新150周年を迎えた、歴史ある街・横浜の文明開化の風に吹かれながら、街を巡ってみては?(横浜ウォーカー・横浜ウォーカー編集部)