新年度になり、職場に新入社員が配属されたという人も多いだろう。リクルートマネジメントソリューションズは3月、「タイプ別コミュニケーション法」を発表した。

近年の社員は「ミレニアル世代」「ゆとり世代」と言われており、世代間で仕事に対する価値観にもギャップがある。同社はコミュニケーションを円滑にするには「まず自分と相手のソーシャルスタイルと行動傾向を知ることが重要」として、コミュニケーションのスタイルを4タイプに分類。ここではタイプ別の特徴と適した対処法を紹介する。

「ドライビング」にはデータを元に理論、「エミアブル」には意見が言いやすい環境を

1つ目は、意見を主張するが感情表現は控えめな「ドライビング」タイプ。特徴として「目標達成意欲が強い」「仕事の結果重視」「無駄が嫌い」「指図されるのが嫌い」「統率力がある」という点が挙げられる。

このタイプは提案やアドバイス、情報提供も自分が認めた相手のものしか受け入れない。ただ、向上心がある人には魅力を感じる。また論理的思考を好む傾向があるため、意見を求められたら持論だけでなく、データや情報から根拠や理論を伝えることが望ましい。

2つ目は、感情を表すが人の意見も聞く「エミアブル」タイプ。「いつもニコニコ、温和」「周囲に気を配る」「結果より周囲との関係重視」「人と競争するのが嫌い」「面倒見がよい」という特徴がある。

他者優先の価値観だが、自分の意見はしっかり持っている。仲良くなるには「共感」がポイントになる。聞き上手だが自分から話すことが苦手なため「一緒にいると安心する」「あなたの意見が聞けると助かる」などと伝えると意見を口にしやすくなる。聞くときは相槌を打ち、「聞かせてくれてありがとう」と感謝を伝えるとなお良いのだそうだ。

「エクスプレッシブ」にはオーバーな反応、「アナリティカル」には事前告知を

3つ目は自分の意見と感情をはっきり表す「エクスプレッシブ」タイプ。「人と話すのが大好き」「オープンな性格」「前向きでエネルギッシュ」「明るくて楽観的」「人を巻き込むのが得意」といった特徴がある。

ムードメーカー的存在で、相手の肩書より相性を重視するこのタイプは「一緒になって盛り上がる」といい。このノリが苦手な人は、相手の話を聞くとき少しだけオーバーに反応すると仲良くなりやすい。相手が笑ったらこちらも微笑むなど「ミラーリング」も効果的だ。基本的にしゃべりたがりのため「聞き上手なインタビュアー的存在」での対応が求められる。

4つ目は感情表現も主張も控えめな「アナリティカル」タイプ。特徴としては「理路整然としている」「慎重で失敗を恐れる」「データや事実を重んじる」「自分に厳格」「自分のペースを守る」が挙げられる。

一見何を考えているかよく分からないが、熟考しすぎて対話ペースが合わなかったり発言の機会を逃したりしがち。そのため「事前予告」をして相手の思考時間を確保すると意見を引き出せる。早めに聞きたい場合は「後で聞かせて」「いますぐの返事じゃなくてOK」とチャット等で伝え、少しでも考える時間を与えることが重要だ。

同社は「自分と相手のソーシャルスタイルが分かると、これまでなぜコミュニケーションがうまく取れなかったのかがわかってきます」と説明。気が合わないと思っても、一度自分や相手を4タイプに当てはめ、コミュニケーションに役立ててみてはいかがだろう。