コクヨは書類を減らす整理方法を法人に提案

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 ペーパーレス化でも書類が増加?―。コクヨが個人の業務効率を向上する書類整理方法「KaTaSu(カタス)」で、法人モニターを通じた提案を強化している。ペーパーレス化の流れの一方で、電子メールの出力や会議の配布資料などコピー紙の一時的な利用が増加し、片付けに悩んでいる人が増えているため。モニターからのアンケート結果を基に、今後は空間構築なども組み合わせて提案し、企業の働き方改革を後押しする方針。

 「KaTaSu」は整理の基本である「書く」「立てる」「捨てる」の頭文字をとったサービス名。2017年11月から100社限定で法人モニターの募集を始め、これまでに応募した企業の約8割を、従業員100人以下の中小企業が占める。応募企業からは電子化の一方、印刷物の増加などで書類が減らない、作業スペースが狭い、書類探しに時間がかかるといった悩みが寄せられているという。

 法人モニターには、お試しセットとして、ふせんで見出しが作れるインデックスホルダー、整理しやすいファイルボックスなどとともに、これらのツールを用いるための「活用例」を提供。低コストで気軽に取り組みやすい業務効率化対策として提案している。

 同社によると、国内のオフィス従業者は書類探しに1日平均約20分費やすという。ステーショナリー事業本部ものづくり本部の米倉邦征氏は「カタスの認知度を高めて、BツーB(対企業間)向けをさらに開拓していきたい」とし、個人の机周りの働き方改革として事業拡大を図る。