小石原川の菜の花。4月上旬までが見ごろだ/撮影/松井淳一

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気温も暖かくなり、おでかけが楽しくなる春。九州には、この時期にしか見られない春絶景がたくさんある。今回は、思わず写真を撮りたくなるような絶景スポットを厳選して紹介。休日を利用して出かけてみよう。

【写真を見る】日没後、毎日ライトアップされる「筑後川昇開橋」/撮影/川上信也

■ 小石原川の菜の花

久留米市から朝倉市杷木にかけての河川敷一帯は県下最大の菜の花観賞スポット。土手を降りると菜の花の香りが漂い、体をすっぽりおおわんばかりに咲き誇る。そんなエリアの隠れ絶景は、小石原川に架かった鉄道橋周辺。この地を並走する西鉄甘木線と甘木鉄道甘木線の2つの列車は、駅を出ると菜の花に埋もれた橋梁を渡る。列車が橋を越えるところを遠目から眺めると、まるで列車がお花畑に浮かんでいるよう。小石原川の上流には、観光名所の秋月や、民陶で有名な小石原もあり、春の陽射しのなかで元気をチャージできそうだ。

【Best Timing】3月中旬〜4月上旬 【絶景までのアクセス】太宰府ICから車で約25分

[小石原川の菜の花]福岡県朝倉市甘木 / 0946-24-6758(あさくら観光協会)

■ 筑後川昇開橋のライトアップ

1935(昭和10)年に鉄道橋として架設された「筑後川昇開橋」(福岡県大川市)。全長507.2mで、国内に現存する昇降式可動鉄橋としては最古のものとなり、国の重要文化財や機械遺産に認定されている。夕日が美しく見えるスポットとしても人気だ。4月上旬ごろまでは、河川敷に咲き乱れる菜の花が黄金の帯となり、真っ赤な橋とのコントラストが鮮やかだ。暗くなると橋のイルミネーションが灯り、ロマンチックな夜デートにぴったり。

【Best Timing】3月中旬〜4月上旬 【絶景までのアクセス】太宰府ICから車で約67分

[筑後川昇開橋のライトアップ]福岡県大川市向島、佐賀県佐賀市諸富町為重 / 0944-87-9919(筑後川昇開橋観光財団) / 昇降桁稼動時間9:00〜16:35、点灯日没〜22:00 / 月曜日※点灯はなし

■ 浅井の一本桜

耳納連山の麓の集落にひっそりたたずむ「浅井の一本桜」(久留米市山本町)。幹周り4.3m、高さ18mで、樹齢は約100年と推定される。堂々たる風格で花密度が高く、日没後はライトも点灯。空の明るさが残るうちはぼんやりとしているが、闇が深まるにつれて、溜め池に見事な“逆さザクラ”がくっきり浮かび上がってくる。水面に花びらが浮かぶ散り際の美しさも格別だ。周辺のサクラより開花が約1週間ほど遅いのでご注意を。

【Best Timing】4月上旬 【絶景までのアクセス】太宰府ICから車で約35分

[浅井の一本桜]福岡県久留米市山本町耳納1511-1 / 0942-33-4422(久留米市観光案内所) / ライトアップ19:00〜21:00 / 休みなし

■ 長串山公園のツツジ

空と海が溶け合う青一色の世界に、赤やピンクのツツジが鮮やかなコントラストを描き出す「長串山公園」。西海国立公園の中にあり、標高234mの山の中腹から見上げたり見下ろしたり、さまざまな角度で約10万本のツツジを観賞できる。園内にはビジターセンターやキャンプ場も併設。4月上旬から5月上旬にかけて行われる「つつじまつり」では、出店が並び、多彩なイベントで盛り上がる。

【Best Timing】4月上旬〜5月上旬 【絶景までのアクセス】太宰府ICから車で2時間15分

[長串山公園のツツジ]長崎県佐世保市鹿町町長串174-12 / 0956-77-4111(長串山公園管理事務所) / 9:00〜18:00 / 高校生以上500円、中学生以下無料(つつじまつり期間中)

■ 杖立温泉の鯉のぼり

川の上にたなびく色とりどりの鯉のぼりはなんと約3,500匹。全国にあまたある鯉のぼり祭りは、熊本県・小国町が先駆けといわれている。全体を見下ろすベストポジションは、川に架かった橋の上。迫りくるようなダイナミックな風景を一望するには、河川敷に下り、川の下流から上流を見上げてみよう。湧き上がる温泉の蒸気と鯉たちが、光に照らされる夜も情緒たっぷり。杖立温泉ならではの蒸し湯や、杖立プリンなどの人気店が狭いエリアに集まり、歩いて回れるのもうれしい。

【Best Timing】4月1日〜5月6日 【絶景までのアクセス】太宰府ICから車で1時間50分

[杖立温泉の鯉のぼり]熊本県阿蘇郡小国町下城杖立(小国町杖立温泉) / 0967-48-0206(杖立温泉観光協会) / ライトアップ19:00〜22:00(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)