(有)鈴木弁当店(TSR企業コード:820068853、法人番号:1500002003684、伊予郡松前町浜752−6、設立昭和35年4月、資本金500万円、鈴木孝三社長)は4月2日までに事業を停止し、事後処理を菊池潤弁護士(菊池潤法律事務所、松山市喜与町1−5−5、電話089−932−5282)に一任した。
 負債は現在調査中。

 明治3年創業の料亭を前身とする老舗弁当製造業者。昭和13年から国鉄(当時)松山駅構内で駅弁を販売し、35年に発売した「醤油めし」は、同駅を利用する旅行客などに長年にわたって親しまれていた。また、幕の内弁当、鯛めしをはじめ数々の商品を製造し、松山へ寄港する船内の売店や自社店舗でも販売していた。
 平成3年12月期には大手コンビニチェーンとの取引もあり、約5億円の売上高をあげていた。しかし、経費が嵩み採算性が悪化したため、大手コンビニチェーンとの取引を解消。
 近年はJR松山駅の利用客の減少やコンビニとの競合激化から減収基調に歯止めが掛からず、28年12月期の売上高は約8000万円にとどまっていた。借入金への依存も高く、先行き見通しが立たず事業継続を断念した。
 これによりJR松山駅の駅弁はなくなることとなる。