「ぬりえ貯金」って知っていますか?もともとインスタグラマーのもぐさんがアップしたもので、毎日、貯金箱にお金を入れたら、1枚のシートに散りばめられたイラストを1つずつ塗っていくというもの。これに注目したゼブラが、全46色揃う『サラサクリップ』の利用提案を兼ねて、もぐさんに描いてもらったゼブラオリジナルの「ぬりえ貯金」シートを自社サイトで提供したところ、1年足らずで約5万回以上、ダウンロードされるほどの人気に。今では書籍の『貯めグセがつく!ぬりえ貯金シート』も発売になり、ますます話題になっています。

そんな「ぬりえ貯金」の体験イベントが2018年3月16日(金)に、東急ハンズ新宿店で開催されたので、どんなものか体験してきました。

「ぬりえ貯金」の体験会場の様子。『貯めグセがつく!ぬりえ貯金シート』800円には、ぬりえ貯金シートが14パターン収録されています。

イラストがかわいく仕上がっていくのが楽しくて貯金が続く

講師の先生は、書籍でも「ぬりえ貯金」の効果を解説しているファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん。最初に「お金のことは何でも聞いて下さいね」と言って下さったので、気軽にお話しできるカルチャーサロンのような雰囲気で体験会がスタートしました。

ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーでもある丸山晴美さん。

丸山さん曰く、貯金には2種類あるそうです。1つは住宅ローンや生命保険など、毎月、給料から強制的に差し引くものと、もう1つは旅行に行きたい、ジュエリーが欲しいといった目的の貯金。前者の貯金は使えませんが、後者の貯金は使うためのもの。「ぬりえ貯金」は後者の貯金で、無意識に出ていくお金を、意識的に貯めていく方法の1つです。

最初に貯金をする目的を決めます。と言ってもすぐに思い付かないので、「食事」「美容」「趣味」「旅行」の用紙から興味のあるジャンルを選び、そこに書かれている例を参考に考えていきます。私は「旅行」を選び、山登りのお金を貯めることにしました。

貯金の目的の例がたくさん書かれているので考えやすい。

体験会では10日間で達成できるシートを使用。貯金箱にお金を入れたら、1つの花を『サラサクリップ』で塗っていきます。塗り絵なんて久しぶりですが、2日目、3日目と進むうちに、塗り方を凝り出したりして、楽しくなってきました。こうなったらしめたもの。イラストを仕上げたくて、貯金が続くというワケ。

かわいいブタの貯金箱におもちゃの500円玉を入れていきます。

10日間の花のシート。カラフルな色で塗りました。

実際に色を塗り始めると、みんな雑談することなく、集中して描き始めました。私はイラストを斜線で塗り潰しましたが、人によっては花びらを水玉模様にする人も。いろいろな工夫が見られて面白かったです。

テーブルの上には全46色の『サラサクリップ』がズラリ。どの色を使うか悩みました。

書籍の『貯めグセがつく!ぬりえ貯金シート』にはいろいろなテーマのイラストがあり、期間も様々。「100日間貯金 テーマ/ファーストフード」の場合、1日100円ずつ貯めると1万円に。1〜100までの数字通りの金額を貯金したり(合計5050円)、毎日50円になる数字を組み合わせて(19と31など)、複数塗りする方法もあるそうです。

「100日間貯金 テーマ/ファーストフード」のシート。全部を塗ったらどんなにかわいくなるか考えただけでやる気がでます。

「ぬりえ貯金は、貯めた金額をぬりえで見える化できるところがポイント。徐々にカラフルになっていくと楽しいし、継続しやすくなります。貯金できないという人は、まずは続けることが大切。イラストを全部塗って、お金が貯まった時には、とても達成感がありますよ。今後、消費税も上がっていきますし、ますますお金が貯めにくくなります。毎日のちょっとした貯金で貯めグセをつけてください」と丸山さん。

体験時間は30分ほど。書籍のシートはコピーすれば繰り返し使えます。まずは「ぬりえ貯金」を試してみたいという人なら、ゼブラのサイトから200日と365日のシートをダウンロードすることもできます。春から何かを始めたいという人にもおすすめです。なお「ぬりえ貯金」の体験イベントの今後の予定は現時点では未定なので、興味のある人はゼブラのFacebookでマメにチェックしてみて下さいね。

ゼブラ 「ぬりえ貯金」シート ダウンロード
http://www.zebra.co.jp/money/

ゼブラ Facebook
https://www.facebook.com/ZEBRA.jp

扶桑社『貯めグセがつく! ぬりえ貯金シート』
http://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594612566 

取材・文/綿谷禎子