勝俣州和

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 3月31日に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の最終回スペシャルが放送され、22年の歴史に幕を降ろした。ナインティナインの岡村隆史が「僕の青春でした」と語った通り、90年代の若手芸人だった彼らの成長とともにあったといえるだろう。

 「『めちゃイケ』の前身番組は土曜の深夜に放送されていた『めちゃ×2モテたいッ!』(通称『めちゃモテ』)です。さらに、その前に、木曜深夜に放送されていた『とぶくすり』があり、一番最初のきかっけは1992年から1993年に放送された『新しい波』です。この番組は『めちゃイケ』の総監督を務めた片岡飛鳥らが手がけ、当時勢いのある若手芸人1〜2組のネタが毎週披露されました。大阪からナインティナインが呼ばれたほか、よゐこ、オアシズ、極楽とんぼなども出演していました」(放送作家)

 『新しい波』の選抜メンバーが『とぶくすり』に選ばれ、『めちゃモテ』『めちゃイケ』へとつながる。そこには幻のレギュラーメンバーも存在した。

 「当初は勝俣州和と堀部圭亮からなるK2と、ウド鈴木と天野ひろゆきのキャイ〜ンも『新しい波』のレギュラー候補だったようです。しかし、K2は別番組のレギュラーが入ったため番組からはずれました。一方のキャイ〜ンはウドの天然ボケのキャラクターが注目され、最後まで有力な候補だったようです。しかし、『新しい波』の最終回で主要メンバーで大喜利を行った時に、地味キャラだった天野を『座布団運び』にしたことにウドが憤慨し、レギュラー話を断ったともいわれていますね」(前出・同)

 いまではすっかりおなじみとなった『めちゃイケ』レギュラー陣だが、そのメンツが違っていた可能性も十分にあったのだ。