独立騒動にビートたけし「俺の会社なのに」

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先月末にオフィス北野を退社・独立し、4月1日より新しい事務所で活動を始めたビートたけし。たけし軍団が独立の経緯について声明文を発表するなど世間を賑わす騒動の真っ只中、渦中のビートたけしが3日、東京・渋谷にて行われたイベントに登壇し本音をもらした。

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『人生楽しんだモン勝ちだ!WONDAブランド戦略発表会』には、ビートたけしをはじめ劇団ひとり、ハライチの澤部佑、新メンバーに加入したオードリーの春日俊彰が登壇した。あまりにも多い報道陣を前に登場するや否や、劇団ひとりが「今や、日本中が部長の言葉を待っています」とCM内で青空電機の部長を務めるビートたけしに呼びかけた。

今回3年目となるCM起用について、たけしは「WONDAの会長、社長にお礼を言いたい。普通だったらとっくにクビですけどね」と騒動を彷彿とさせるコメントで笑わせた。

「人生を楽しむための新たな辞令が北野部長におりてきている」と告げられると、劇団ひとりは「まさか、青空電機からも!」と驚いた素振りを見せ、「いろいろなところからも辞令が…」と司会者も便乗し会場を沸かせた。

たけし扮する北野部長が青空電機の社員である劇団ひとり、澤部、春日の3人に質問するコーナーで“朝楽しく前向きにスタートダッシュを切る方法は?”と言うところを「楽しく朝立ち」と言い換えたり、“人生を楽しむ秘訣は?”と質問すれば自ら「早目に死ぬ、人の不幸を楽しむ」と答え、たけし節が全開であった。

“朝楽しく前向きにスタートダッシュを切る方法”について、劇団ひとりは「毎朝必ずやっているのですが、ヤフーニュースを見る」と答え、「特に最近芸能ニュースが騒がしくて。明日の朝もいろいろな記事があるんじゃないか楽しみ」と騒動への含みをこめた発言でニヤリとした。

“人生を楽しむ秘訣”について、たけしは「真面目に言えば、人生で楽しいことばかりあるわけがない。苦しいと思うことが生きている証だと思えば楽しめる…これなら(記者)が書くかな」と笑わせた。また最後に「新しいところで今月から頑張っています。できたら本当に仕事下さい。そんなことはないな、仕事はよこさないで下さい」とジョークを飛ばした。

イベント後、囲み取材はなく司会者からの代表質問のみとなったものの、新入生へ向けての応援メッセージの中でたけしは「会社に入ったら人間関係をよく見て、こいつにはついて行ってはいけない、こいつは上がっていくぞと(いう)人たちの動向を見定め、いきなりそいつを裏切って下剋上の世の中を想定して生きていって。一番裏切る奴が一番働く奴」とエールを送った。「俺みたいに自分の会社を自分で辞めて怒られるというのは珍しいですね。自分が作った会社を出て行って何で文句を言われるのか、未だに何か言われるのが分からないんだよな、そもそも俺の会社なのに」と嘆いた。これには春日も「不思議な話ですよね」と相槌をうっていた。

(TechinsightJapan編集部 梅澤智子)