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 多くのファンが待ちわびたプロ野球がいよいよ開幕。開幕戦となった3月30日から4月1日にかけて各地で開幕カード3連戦が行われた。

 開幕カードの結果だが、2チームが3連勝(広島・西武)、4チームが勝ち越し(巨人・ヤクルト・ソフトバンク・ロッテ)、4チームが負け越し(阪神・DeNA・楽天・オリックス)、そして2チームが3連敗(中日・日本ハム)となっている。

 いい滑り出しを見せたチームもあれば、出だしから躓いてしまったチームもあるが、シーズンはまだまだこれから。今後も各チーム、そしてファンの一喜一憂は秋ごろまで続いていきそうだ。

 ところで、今年の開幕3連戦は多くのホームランが飛び交う3連戦でもあった。3日間で行われた計18試合で飛び出したホームランは37本で、昨年の27本から10本も増加している。また、この本数は過去10年の開幕3連戦の中でもトップの数値だ。ホームランが増えた要因について、現時点では詳しい要因は不明だが、少なくとも各チームの野手陣がキャンプ・オープン戦で順調な調整をしてきたということは確かだろう。

 ちなみに、現時点での1試合当たりの平均ホームラン数は約2.06本。もし、このペースを維持したまま、レギュラーシーズンを終えると仮定すると、シーズン終了時の全体の総本塁打数は約1767本となり、こちらも過去10年で最高の本数となる。もちろん今後大なり小なりペースは変動するだろうが、今のところは最終的なホームラン数増の可能性は十分であるといえるだろう。

 古くから“ホームランは野球の華”と多くの人が口にするように、高々と弧を描くアーチには見るものを惹きつける魅力がある。針の穴を通すような投球やチームのピンチを救う華麗な守備も捨てがたいが、誰が見てもスゴさが分かるという点ではホームランの右に出るものはないだろう。

 開幕3連戦を終え、残る試合は各チームあと140試合。果たして今シーズン、どれだけの本塁打をプロ野球ファンは目にすることができるだろうか。