Model Xの死亡事故、NTSBがテスラの調査情報公開に不満。「Autopilot誤作動含め、原因特定に努める」


カリフォルニア州マウンテンビューで発生した、テスラModel Xが大破炎上した事故に関して、テスラはAutopilot使用中に発生したことをリリースで発表しました。しかし、遺族が車線逸脱の前例があったと主張しているにもかかわらず、リリース文はAutopilotが直接の原因ではなく、むしろ安全だとする内容であったことに対して、事故を調査している米国家交通安全委員会(NTSB)は、事故はまだ調査中であり責任の所在は不明だと"不満"を表明しています。テスラの報告では、Model Xが高速道路の分岐点に衝突した時Autopilotが使用中だったことを明らかにしました。しかし、その直前6秒間、150m以上にわたってドライバーのWei Huang氏がステアリングに手をおいていなかったと報告、ステアリングに手を置かないと発生する警告に応じていなかったとしています。

さらにHuang氏がステアリングを握っていなかったことを強調しつつ、分岐点の緩衝バリアが破損していたために事態が悪化したと主張しました。

NTSBのスポークスマンクリス・オニール氏は、現在のところNTSBがテスラの事故車から車両データを抜き出し、調査するにはテスラの技術者の協力が必要なことや、テスラの事故調査への協力に感謝を示しながらも、テスラが調査情報を公表したことについて「不満だ」と述べました。さらに、Autopilotに関する以前の懸念も含み、継続して事故の原因になる可能性をすべて調査し、現場作業の完了後数週間以内には事故の予備調査報告書を提出するとしています。

今回の事故では、事故車が以前よりAutopilot使用時に道路の分岐点に向かって何度も車線逸脱する例が発生していました。そしてHuang氏がModel Xをディーラーに持ち込んだものの再現性がないとして対策が得られていなかったことも伝えられています。

NTSBは、Autopilotに問題がなかったとする主張を否定し、車両データの解析や現場調査からあらゆる調査が「まだ進行中だ」としています。