テスラModel 3、ハンドル上のボタンでAutopilot設定が可能になるアップデート配信。より操作しやすく改善

テスラが、Model 3のハンドル上に設置された2つのスクロールボタンでAutopilotの設定操作ができるよう改良されたソフトウェアの配布を開始しました。これまで、Model 3ではダッシュボード中央に設置されたタッチパネルでしかAutopilotの操作ができなかったため、運転中の操作では視線を道路からそらさねばならず、ドライバーは不安全な運転を強いられていました。テスラModel 3のダッシュボードはハンドルの向こう側にメーターパネルがなく、必要な情報はすべて運転席と助手席の中央前方に配置された大きなタッチパネルに表示されます。したがって、ドライバーは速度の確認をするにも視線を中央のタッチパネルへと移動しなければならないわけです。

さらに、Autopilot機能の設定はタッチパネルをタップして行わなければならず、クルーズコントロールの速度や距離の設定操作は場合によってさらにサブメニューを開き、目的のメニューを探して設定しなければなりません。こうした細かい作業をこなそうとすれば、一時的に前方不注視になることは避けられません。さらに荒れた路面で運転席から腕を伸ばしてタッチ操作をしようとすれば、指先のコントロールが狂って違うところを押してしまうことも多々あるはずです。

新しいModel 3ソフトウェアでは、設定確認のためにタッチパネルへ視線移動をすることは避けられないものの、設定操作そのものはハンドルに装備されている2つのスクロールボタンで行うことが可能となります。このため、ハンドルから手を離すことなくAutopilot機能を利用でき、操作中の安全度は格段に向上しているはずです。

なお、このハンドルのスクロールボタンを使って、左右ドアミラーの角度調整も可能になりました。普通の車ならドアなどにドアミラー調整用ボタンがありますが、Model 3の場合はそれすらもタッチパネルで操作する必要があったため、やはりハンドルから片手を離しての操作になることを避けられるようになっています。

Model 3は、Model SやModel Xに比べると各種操作の電子制御化が極端に進んでいるため、ユーザーからの苦情やフィードバックをソフトウェアに反映させることによって各部・各操作の機能に、徐々に手が加えられていくはずです。もしかすると、数年後には細かい部分でまったく操作方法が変わっているかもしれません。

ちなみに、テスラModel 3の月産台数はいまだ目標には届いておらず、この1〜3月期の生産目標も未達に終わるとの予測が拡大しています。しかし、イーロン・マスクはこのタイミングで「復活祭におけるイースターエッグの涙ぐましい大量販売など、資金集めに大変な努力をしてきたにもかかわらず、誠に遺憾ながらテスラは完全に倒産しました」とエイプリルフールなツイートを発してとぼけています。