ブラック×ゴールドのG-SHOCK誕生35周年記念モデルが登場!G-SHOCKの歴史、世界的に人気の秘密

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カシオ計算機はG-SHOCK誕生35周年を記念したスペシャルモデル3製品を発売する。
価格は、
・DW-5035D 2万円(税別)
・DW-5735D 2万円(税別)
・GF-8235D 4万8,000円(税別)
で、2018年4月13日より発売予定。


■3種類の「G-SHOCK」誕生35周年モデル
耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」は本年4月に誕生35周年を迎える。
そこで今回発売される「DW-5035D/DW-5735D/GF-8235D」では、歴代「G-SHOCK」の中でもマイルストーンとなる3モデルをベースに、各モデルの1号機に用いられたブラックとゴールドのカラーを再現した。

・「DW-5035D」は「G-SHOCK」の初号機である「DW-5000」
・「DW-5735D」は丸形のフェイスが世界中から支持を得た「DW-5700」、
・「GF-8235D」はISO200m潜水用防水性能を備えた「FROGMAN(フロッグマン) GF-8250」
を、それぞれベースにしたスペシャルモデルだ。




写真を見れば明らかだが、「G-SHOCK」を象徴するブラックをベースに、液晶や裏蓋、ベゼルのロゴや機能表示、遊環(ベルトを通すループ)、プッシュボタンからビスに至るまで、輝くゴールドをあしらっている。

全モデルはねじ込み式の裏蓋で高い気密性を持つスクリューバックケースを採用。その裏蓋にはG-SHOCK35周年記念ロゴを刻印している。さらにパッケージも35周年モデル専用のものとなっている。

また「DW-5035D」には、初代「G-SHOCK」の開発チーム「PROJECT TEAM “Tough”(プロジェクトチームタフ)」の文字を文字板にデザインしており、特別感をより高めている。




■「G-SHOCK」の歴史
G-SHOCK」は、カシオ計算機が1983年(昭和58年)より販売している腕時計のブランドだ。
G-SHOCK」の「G」は「Gravity(重力)」の意味が込められている。

開発が始まったのは1981年(昭和56年)のこと。カシオ計算機の社員だった伊部菊雄氏が、腕時計を落として壊したことがキッカケだ。腕時計は当時、「落としたら壊れる」というのが常識だった。そこで「PROJECT TEAM Tough」というチーム名で、落としても故障しない「常識を覆す腕時計」の開発がスタートした。

「DW-5000C」は1983年(昭和58年)に登場した初号機で、まさに「G-SHOCK」の原点だ。ボディはウレタンで保護されており、心臓部となるモジュールは点で支えて「ケース内部で浮遊させる」という中空構造を採用している。

1984年には、耐低温性仕様(-30度)を実現した「WW-5300C」を発売。極寒の地でも使える腕時計となった。

1985年には、「MUD RESIST」の初号機となる「DW-5500C」が登場。「防塵」「防泥」という、新境地の「G-SHOCK」を実現した。それはボタンとケースの間からすき間を排除するという、まったく新しい発想の製品だった。

1987年、DW-5000シリーズの角型ケースデザインを継承する「DW-5600C」が発売される。同モデルは1996年にELバックライト付きの「DW-5600E」が発売されるまでの9年間販売されたロングセラーモデルとなる。

1988年、Baby-Gの元祖ともいえる「DW-500C」が発売。「DW-5600C」をベースに小型化を実現した。

1989年には、「G-SHOCK」としては初となるアナログ/デジタルのコンビネーションモデル「AW-500」が発売された。アナログムーブメント自体を浮かせることによって衝撃を吸収するという、画期的な耐衝撃構造を採用。20気圧防水を実現した。

その後も「G-SHOCK」は進化を続け、今や根強いファンの心をとらえて離さない。

■「G-SHOCK」が人気の秘密
さて、「G-SHOCK」が人気の秘密はどこにあるのだろうか?

どのモデルもゴツゴツした堅牢性をアピールするボディの腕時計だ。
また、アウトドアなどのシーンにあわせた機能が多く、多機能が特徴だ。
たとえば、「GW-A1100-1A3JF」は、
・日常生活用強化防水:20BAR
・世界6局(日×2、北米、英 、独、中)対応電波ソーラー
・トリプルGレジスト(耐衝撃構造・耐遠心重力性能・耐振動構造)
・方位計測可能な方位センサー
・針の位置を一定時間ごとに確認し、針位置を自動で補正する針位置自動補正機能
などを搭載している。

しかし、一番の人気の秘密は「堅牢性」だろう。
G-SHOCK」がアメリカへ輸出されたとき、「アイスホッケーのパック代わりにしても壊れない」というキャッチフレーズで、テレビCMが流された。当時、「誇大広告では」との意見があり、テレビ番組で検証されることになる。プロホッケー選手が「G-SHOCK」をシュートした結果、壊れないことが実証され、トラックで踏みつけても壊れなかった。これをきっかけに、アメリカで人気に火が付いた。

アメリカの海軍特殊部隊「Navy SEALs」にも採用されており、世界の特殊部隊やパイロットに愛用されている。





ITライフハック 関口哲司