(イラスト:ヤギワタル)

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 なぜあの人の「肩書」は長いのか?「ピーターの法則」を知っていれば、その原因も、対処法もわかる――。
 言わずと知れた世界的ベスト&ロングセラー『ピーターの法則』。1969年の刊行から半世紀、世界中で読み継がれてきた、まさに「伝説の名著」です。この度、「新装版」として新しく生まれ変わった『ピーターの法則』から、その魅力をご紹介。今回は、無能なはずの「あの人」を昇進しているように見せかけるために、組織が繰り出す驚異の仕掛け「水平異動」の実態を解き明かします。

「肩書」が長い上司を生み出す驚異の仕掛け

「水平異動」も擬似昇進の一種です。

 階層を昇るでもなく、しばしば給料も据えおかれたままで、無能な社員が新しく長ったらしい肩書きを与えられて、社内の隅っこの部屋に仕事場を移されるというものです。

■ケース1 複雑な仕事

 R・ファイルウッドは、文具メーカーのカードリー社の総務部長として無能ぶりを露呈してしまいました。水平異動人事によって彼は、社内の回覧文書のコピーのそのまたコピーをとってファイルする仕事を監督する「社内コミュニケーション統合部長」という役職に就くことになりました。

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