「ねこのひげ」。それは猫にとって、欠かせないもの。

平衡感覚を保ったり、周囲を感知したりするのに、とても大切な役割があると言われている。

当連載では、アーティストでありライターのJunko Suzukiにとっての「ねこのひげ」を紹介していきます。

つい先日、有楽町でInstagram Japan主催の展示会に参加した。

すると、けっこうな反響があった。

それは、自分が想像していた以上の反応で、なかでもいちばん驚いたのは、高校生からメッセージをいただいたことだ。

まだ彼女との出会いがどうなるのかはわからないけれど、彼女が私にメッセージを送った勇気がとても素敵だなぁと思ったし、やりとりをして実際に会ってみて、わたし自身も新しい扉を開いたような発見があった。

同時に、昔の自分、いまの自分、いろいろなところでもっと度胸よくいくことを忘れてはいけないなぁ〜と振り返ってみる。

どんなときも、できる限り素直に度胸よく突っ込むぞ!

きれいな黒猫姫、やんちゃな白猫坊主。

以前から書いているように、ふたりの性格はぜんぜん違ってそれぞれ良い。

白坊主が来たばかりのころは、「いままで黒猫であまり苦労しなかったけれど、彼女がとても物分りが良くてしっかりした猫だったのか」ということを痛感し、白坊主の性格に頭を悩ませた瞬間も多々あった。

それだけハッキリと、いたずらばっかりするのだ。

ただそんな彼から学んだこともあって、やんちゃでも素直で憎めない性格なのだ。

飛び乗りたいと思った場所は、失敗しても落っこちても果敢に挑戦する。

なんか、その打たれ強さと言えば良いのか、まっすぐで阿呆な性格って、見ればみるほどかわいい。

それどころか、食欲余ってどんないたずらでもしようとしてしまうのは、ちょっと慣れてくるとおもしろい。

そして怒れば、ちゃーんと「ごめんなさい〜」という雰囲気は出したり、ふとしたときに甘えてきたり、できる子だけがかわいいとも限らないというおもしろさを実感した。

勇気ある高校生と、うちの白猫を一緒にしてはいけないとは思いますが...。

でも、私も初めていまの仕事がもらえたとき、その途中でもできる限り素直に度胸よく突っ込むぞ! と決めていたことを思い出す。

年齢やステージによって変化が必要なことはたくさんあるけれど、どんなときも、まずは気持ちよく飛び乗る、そして吸収し続ける気持ちを忘れてはいけないなぁと、ふっと我が身を振り返る。

新年度、さぁ、もう一度初心に返って度胸よくいきましょう!

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