[Jステーション-広島ホームテレビ]2018年3月21日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、重すぎる中学生のカバン問題が紹介されました。

多くの中学校で、すべての教材をカバンに入れて登下校しているため、カバンが重すぎるという声があがっています。


画像は、広島市立牛田中学校PC放送部制作ビデオ「The School Bag is Heavy」よりキャプチャ

放送部が作った動画に反響

広島市の中学校では、生徒の作った動画が、重たいカバン対策のきっかけになっていました。

中学生の重たいカバンの実態を、リアルに描いた動画を制作したのは、牛田中学校のPC放送部の生徒たち。

最近では、文科省が掲げる脱ゆとり教育などの影響で、教科書も大きくなりました。ある生徒のカバンの重さは、なんと18キログラムを超えました。これでは、登校するだけで一苦労です。

動画では、先生がカバンを背負い、学校までの坂道を登るシーンもあります。校内で動画を公開すると、大きな反響を呼び、学校も対策をとるきっかけになったといいます。

牛田中学校の熊谷貞夫先生は、「学校としてもこの問題に取り組もうとしていた時期でもあったので、議論の後押しの役目ができたと思います」といわれていました。

家庭での学習への影響を心配していた学校側も、カバンを軽くするためある判断をしました。

「学校に置いて帰っていい物が増えたので、結構軽くなってだいぶ楽になりました」と生徒たち。特定の教材は「置き勉」可能というルールができたことで、以前よりカバンは軽くなったといいます。

学校と生徒のお互いへの信頼がルールを動かしたのです。動画はネットでも公開され、全国からも反響を呼んでいます。

「(問題は)探せばまだいっぱいあると思うので、またこういう番組を作ってみたいです」とPC放送部の部員たちは意気込みを語っていました。

広島市教育委員会も、「重たいカバン」問題を把握していて、今後それぞれの学校と協議していくとしています。

生徒のリアルな声と姿を表現する新しい形。楽しい学校生活のためにも、ぜひ今後も頑張ってほしいですね。(ライター・石田こよみ)