レッドカーペットのイベントでは、カメラの前の華やかなセレブにどうしても注目が集まります。

でも、その画像を世界に届けてくれるのは、セレブ専用の写真家たち。

レッドカーペットの女性カメラマンは3割

そんな裏方さんにインタビューした「Refinery 29」の記事が目に留まりました。

ロサンゼルスで、セレブの写真家として10年近い経験を持つChelsea Lauren(チェルシー・ローレン)さん。

そういえば、レッドカーペットのカメラマンは男性のイメージしかありませんでした。女性のカメラマンもいるんだと、ちょっと驚きました。

チェルシーさんがこの仕事を始めたときには、女性カメラマンはほとんどおらず、若い世代では彼女ひとりだったそうです。

いまでは男女比は7:3ぐらいで、25〜35歳の若い女性もこの仕事に進出してきています。

ハリウッドといえばセクハラ問題で揺れていますが、その影響はカメラの向こう側にも及んでいるのでしょうか。

対話がオープンにできるようになったのはとてもいいと思います。以前なら、女性だけで文句をいっていただけで、人に話すようなことではありませんでしたし、誰も外に向かっては語りませんでしたから。いまは新しいエネルギーがあるのを感じます。

(「Refinery 29」より翻訳引用)

華やかに見える世界。だけど、忍耐力にユーモアも必要...

チェルシーさんが打ち明けてくれた内情。

写真家の仕事は、なんといっても場所取りの待ち時間がほとんどなのだそうです。

華やかなシーンはほんの一瞬。忍耐力がものを言います。

セレブのとっておきの笑顔が撮れればベストだけれど、なかなか笑顔を見せてくれない人向けにジョークも用意。

セレブ専用の写真家って、華やかなイベントやパーティにアクセスがあってグラマラスな印象があるけれど、写真を撮られる人たちといい関係を築いたり、最高の写真を撮るには日々の努力が必要。

それはどんな仕事でも同じみたい。

「作品で勝負」がモットー

まだまだ男性中心の職場(?)だから、女性という理由で見下されていると感じることもあるそうです。

ほかの人から軽く見られることもあるんですけど、気にしないようにしています。ただ自分の仕事をするだけ、それも有能にやるだけですね。作品が実力を語ってくれるから。他人には過小評価させておきます。

(「Refinery 29」より翻訳引用)

モットーは「作品で勝負」、仕事で実力を証明するチェルシーさん、かっこいいです。

カメラマンじゃなくてカメラパーソン?

チェルシーさんのインタビューを読んで思ったのですが、「カメラマン」という呼び名も「写真家 = 男性」のイメージを強めている気がします。

英語では、会長や議長という意味の「チェアマン(chairman)」が「チェアパーソン」と呼ばれることも増えたように、「カメラマン」が「カメラパーソン」に変わるようなことはないのかな。

女性のカメラマンがもっと増えてきたら、呼称にも影響がありそう。

まあ、フォトグラファーや写真家という、性別が関係ない呼びかたもあるんですけどね。

[Refinery 29, Chelsea Lauren]

写真/gettyimages