結果を出すマネジャーは、会議で「情報共有」ではなく「○○」に集中する

写真拡大

課長クラス以上のマネジャーにとって「会議術」は、チームの生産性を上げるために必須のスキルです。ところが、私たちには「会議術」を体系的に学ぶ機会がほとんどありませんから、悩んでいるマネジャーも多いのではないでしょうか? そこで、ソフトバンク在籍時に「最高品質の会議術」を磨き上げ、マネジャーとして大きな実績を残した前田鎌利さんにその会議術を『最高品質の会議術』(ダイヤモンド社)としてまとめていただきました。本連載では、その内容を抜粋して掲載してまいります。

会議は「1円」たりとも生み出さない

 会議について考えるうえで、まず第一に押さえておかなければならないことがあります。それは、会議そのものは「1円」たりとも生み出さないということです。成果を生み出すのは、常に現場の活動。生産性を上げるカギは、現場の活動の効率を上げるとともに、活動量を増やすことにあるのです。

 むしろ、会議とはコストそのものです。会議時間中の参加者全員の人件費はもちろん、会議のための資料づくり、会議のための会議など、つい忘れてしまいがちなコストもかかっています。

 ざっくり試算してみましょう(下図参照)。
 マネジャーを含めて11人のメンバー(平均年収500万円・時給換算2500円)がいるとして、毎週1時間の定例会議で1回につき人件費だけで2万7500円。年間45回開催で123万7500円。さらに、会議室代、電気代、会議に用いる機材費、資料作りの人件費等々を含めると、直接人件費の約2倍になるという試算もありますから、年間総経費を247万5000円と見積もることができます。

 このコストを回収するためには、利益率20%の会社の場合、247万5000円÷20%=1237万5000円の売上が必要ということになります。11人のチームの会議コストを回収するだけでこの数字。驚きを覚える方もいらっしゃるはずです。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)