伊藤彰浩・大垣共立銀行支店部営推企画課調査役 Photo by Takahiro Tanoue

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「AKB48」ならぬ「OKB45」と名付けた女性行員45人によるPRユニットの結成、数字がそろえば手数料が無料になるスロットマシーン付きATMの開発──。

 銀行が持つ“堅物”というイメージと懸け離れたサービスに取り組む地方銀行がある。岐阜県大垣市に本店を構え、「OKB」の愛称で知られる大垣共立銀行だ。

 店舗の出店戦略も、業界内では型破り。車に乗ったまま窓口とATMを利用できるドライブスルー型店舗や、コンビニの外見や内装を模した“コンビニ風”店舗を初めて世に送り出している。

 むろん、こうした“独特過ぎる”が故に、他行がまねできないような取り組みばかりではない。

 他行の数手先を読んで開発に着手したものもある。それが、銀行の店舗機能の一部を大型トラックに移し、どんな場所でも銀行サービスを受けられる移動店舗だ。

 ATMが設置された移動店舗の中には、生体認証を利用することで印鑑がなくても口座を開設できる店舗もあり、通常の銀行店舗の機能と比べてもほぼ遜色がない。

 こうした移動店舗はコストが安いことに加え、災害など緊急時の機動性の高さから近年、多くの地銀で導入が進んでいる。

 ところが大垣共立が、日本初の移動店舗となる「OKBスーパーひだ1号」を岐阜県飛騨地区に走らせたのは2000年4月のこと。今では、すでに4台目が稼働しており、他行がモデルケースとして視察に来るほどの存在感を放つ。

 この大垣共立の移動店舗が転機を迎えたのは、3台目以降のこと。“守りから攻めへ”という方針転換がなされ、現場では新たな挑戦が始まったのだ。

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