Photo by Takeshi Shigeishi

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トヨタ自動車やルノー・日産自動車連合を抑え、世界販売台数首位に立つ独フォルクスワーゲン(VW)。業界変革期における世界戦略を経営トップに聞いた。

──フォルクスワーゲン(VW)は2025年に年間100万台の電気自動車(EV)を販売する目標を掲げていますが、それを実現するための課題は何でしょうか。

 100万台という目標は、十分達成可能な数字とみています。中国市場が大きく貢献するからです。

 中国ではすでに60万台のEV需要があり、今後も拡大が見込まれます。この市場におけるVWグループの14%のシェアを維持しようと思えば、EV販売は当然必要です。課題があるとすれば、魅力あるEVを手頃な価格帯で開発しなければならないことでしょう。

──ドイツの連邦行政裁判所ではディーゼル車の走行禁止を認める判決が出されています。この司法判断に伴う影響は。

 世間では“ディーゼル=悪”と受け止められていますが、その誤解をまず解きたい。

 例えばドイツ南西部のシュツットガルトという都市は、盆地で高層ビルが密集し、空気がよどみやすい。2年前、ディーゼル車から排出される窒素酸化物(NOx)の量は年間800時間以上で基準値を超えました。しかし今年は3時間しか基準値を超えていません。なぜなら排ガス規制が厳格化され、NOxの排出量を低減したクリーンディーゼル車が増えているからです。

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