恋愛臆病男から読み解く! 好きな人に送っちゃいけない3つの言葉【恋愛赤ペン先生】

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ネットや漫画・ドラマと引っ張りだこの「ラブホの上野さん」の連載第21回。なんだか煮え切らない男の態度にイライラ・・・。自分から誘ってきたのに、結局何がしたいの?上野さん、解説をお願いします!
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このLINEのダメなところはどこだ!?


今回のデートのお誘いには4箇所もダメな箇所が御座います。
皆様、それぞれどうしてダメなのか分かりますでしょうか?

NEXT:最後の一文が命取り


最初の入りとしては悪くなかったのですが、最後の一文で失敗してしまいましたね。


と言うと?


“直接会って話していた内容をいきなり送る”というのはどのようにLINEを送ればいいのかお悩みの方にはオススメしたい方法です。


なるほど。


ですが最後の「美味しいらしいよ〜」が余計と言うか、悪かったですね。


何が問題なんですか?


もしも安田さんが「このお店は美味しい」ということだけを伝えたかったのならばこれでも良いのですが、今回の安田さんはどう考えても紗世さんをこのお店に誘いたいのです。


そうですね。


だとするとこの表現は非常に悪い印象を与えてしまうことは避けられないでしょう。


安田さんが「美味しいらしいよ〜」と言ったのは、紗世さんから「えー行きたいです」と言ってもらいたいからでしょう。仮に思っていなかったとしても、相手からすればそのようにしか見えません。


まぁ、確かにそうとしか思えませんよね。


このように相手に「行きたい」と言わせたいということは、言い換えれば安田さんは自分から「行きたい」と言わないということ。


「人を誘う」って大変なことなんです。意図的ではないかも知れませんがその大変なことを女性に押し付けているような男性がモテることはありません。

NEXT:まだまだ逃げるぞこの男


背水の陣ってご存知ですか?


背水の陣? 退路を断つことで全力になる戦法のことですよね。


ええ、その通り。現代ではそのように使われています。


現代では? 含みのある言い方ですね。


背水の陣という言葉は井陘の戦いという戦いの中で生まれました。この戦いで漢の韓信は川を背にして陣を敷き戦いに勝利したのです。


やっぱり背水の陣って強いんですね。


いえ、古今東西を見渡しても退路を断つことで勝利をした軍隊など存在しません。戦いはそんな精神論では勝てないのです。退路を断つというのは基本的にただの愚策でしかありません。


え? じゃあ韓信は何で勝ったんですか?


わざと馬鹿なことをして、敵から「あいつらは川を背にして陣を敷いてしまうようなバカだ!」と思われることに成功したからです。敵軍はそんな韓信を見て油断をし、迂闊にも突撃をしてしまいました。その隙を韓信の別働隊に討たれたのです。


全然追い詰められてないじゃないですか……。


ええ、その通りです。


退路を断つくらいで真剣になれるほど人間は真面目な生き物ではありません。それに仮に真剣になったとして、精神論で勝てるほど世の中は甘くないのです。


ですので「退路を断つ」という手段を私はおすすめ致しません。


なるほど……それでそれが今回の話と何の関係があるんですか?


退路を断つのはダメですが、相手から「あの人は退路を断った」と思われることには意味があるのです。


「じゃあ一緒に行っちゃう?笑」


まずこの言い回しは自分から誘うものではありません。また「?笑」と付けることで、失敗しても冗談で済ませたいと思っているように感じてしまいます。


なんか分かる……。


これがもし「じゃあ一緒に行かない?」だったら、完全に誘っています。ですので紗世さんからすれば「誘われた」と言うことが出来る。ここでもやはり安田さんは「誘う」という仕事を押し付けているのです。


なんか妙に逃げる人ですね。

NEXT:恋愛でNGな3つの言葉


このLINEだけなら特に問題点は御座いませんが、他のLINEが全体的に「受け身」であることからもこのLINEの「受け身さ」が問題に思えてしまいます。


受け身?


このLINEは言い換えれば「いつでもいいよ」という意味なのです。


「いつでもいいよ」

「どこでもいいよ」

「なんでもいいよ」


恋愛においてこの3つの単語は厳禁です。この3つの言葉は相手に選ばせる優しさではなく、相手に決断という責任を押し付ける無責任さなのです。

NEXT:誘っといてその言い草、なんなの?


この人、一体なんなんですかね?


まぁまぁ、お気持ちは分かりますが笑


たぶん、物凄く臆病な方なんでしょうね。どのメッセージを見てもそれが伝わってきます。


といいますと?


まず「美味しいらしいよー」と言うだけで誘わないというのは、自分から誘って断られたら怖い、という臆病さです。


次に「一緒に行っちゃう?笑」の「?笑」は失敗しても冗談で済ませたいという臆病さ。


じゃあいつ空いてる? というのは「私は我儘ではありません、相手に合わせます。」という臆病さ。


そして最後の


これは「俺は分かってます」という臆病さです。


分かってますという臆病さ、ってなんですか?


この時点で紗世さんはかなり乗り気なリアクションをされていました。ですが、もしかしたら紗世さんは全然乗り気ではなく社交辞令として乗り気なリアクションをしている可能性もありますよね?


まぁ、ないことはないですけど……ほぼ0じゃないですか?


はい、私もほぼ0だと思います。ですが「ほぼ0」であって、0でないのは間違いないですよね?


そりゃ0ではないですよ。


ここでゲーム理論が発生します。


大学の経済学部はこんなことを勉強しているのですが、詳しい説明は省略するとして、安田さんは右上の「痛いやつだと思われる」という結果だけには絶対になってほしくないのです。


さて、その場合、安田さんは「本気だと信じない」という選択を取れば良いのです。この選択肢を取れば最悪の場合でも「やや嫌われる」だけで右上になることはないのです。


でも「信じない」を選んじゃったら、どっちに転んでも「関係性が前進する」になることはないじゃないですか。


ええ、その通りです。


彼は「最悪の事態」を避けるということが行動の基本理念なのです。そして最悪の事態を避けるためには「斜に構え」「自ら行動をしない」ということが重要です。


また、もしもこんなに酷いことを言っておきながら紗世さんが来てくれたら、流石に安田さんだって安心できるでしょう。逆に言えばこれくらい酷いことを言っても来てくれるというのを待っているのです。


こんな男モテるんですか?


超絶イケメンならまだしも、まず不可能でしょうね。リスクを全て相手に押し付けて自分で何も行動をしない。こんな男がモテるはずもありません。

 

 

 

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TEXT/上野
都内のラブホテルに勤務するかたわら、Twitterでの厳しくも紳士的なアドバイスが話題に。著書『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も好評発売中。
@meguro_staff