「バーを開きたい」彼氏の夢を手伝ったら…顔に青あざ、借金まで背負うハメに

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 成功、転落、女性の人生には様々な転機があります。今回、話を聞いたのは「彼氏とバーを経営することになった」というユイカさん(仮名・25歳)。まだ若い彼女が経験した転落の転機とは……?

「23歳の時に知り合った30歳の彼氏、彼の夢は自分でバーを経営することでした。『資金は溜まっているから、そのスタッフをやってみないか?』と私を誘ってきたんです。彼は性格も良くて知り合いも多く、信頼していた私は彼の熱意に押されて店を手伝うことになりました」

 当時、会社員をしていたユイカさんですが、水商売やバーのアルバイトの経験はあったそうです。その頃、彼と同棲を始めたユイカさん。一緒に働くのなら、彼の浮気の心配もないし……と軽い気持ちで働くことになりました。

◆順調だったのは最初だけ。徐々に彼の態度が変わり……

「店がオープンしてしばらくの間は、彼も真面目に働いていました。彼は元々、別の飲み屋で働いていたので、すぐに知り合いのお客さんも来るようになって店は大繁盛。私も、彼の友人や同業者に『彼女』と紹介されて嬉しかったです。

 でも、良かったのは初めのうちだけでした。オープニングイベントが終わり店が少しヒマになった頃から、彼は毎日飲みに出歩くようになったんです。

 彼は『飲みに出歩くのも付き合いだから』『お客さんを連れてくるから』と言って、残された私1人で店を開ける日が増えていきました。繁華街で女1人で営業、男性のお客さんにしつこく口説かれたり、店で飲んでいたお客さんが突然喧嘩したり、とトラブルも絶えません。何か起こる度に彼を電話で呼び戻していましたが、ひどいときは彼も泥酔してて、さらにお客さんと揉め事になったこともあります」

 他には、こんなこともあったといいます。

「彼と仲の悪い地元の先輩が店に来て、暴れたこともありました。彼はすぐに来てくれたんですが、止めようとした時に私にイスが当たって、顔にあざができるほどの怪我を負ったこともあります。

 彼、一度酔っぱらうと手が付けられなくなるんですよ。飲みに行って帰ってこないと思ったら、店に警察から電話が来て、酔っぱらって路上で寝ていたので保護していますと電話が来ることもしょっちゅう。

 店を開く前はそこまで泥酔するタイプじゃなかったのですが、自分がオーナーになってから、飲み過ぎるのを止める人もいなかったんでしょうね」

◆赤字が続いた結果、お店は……

 そんな生活が続いて1年半、ついにユイカさんにも転機が訪れます。

「毎日、彼だけ飲み歩く生活をしていたので店はどんどん赤字になり、ついに閉店することになったんです」

 彼の叶えた夢は、1年半で立ち消えてしまったんですね。

「店には100万円以上の借金が残り、彼は1人で返済すると言いましたが、借金返済しながらでは家賃も払えない状態に……。同棲しているマンションの保証人は私の親になっていたので、親に迷惑をかけるわけにもいかず、結局2人で返すことになりました。今は返済のためにキャバクラで働いています」

 借金の返済が終わったら、別れたいと話すユイカさん。彼が飲みにいくことはめっきり減りましたが、酒癖の悪さは今も変わらないといいます。お酒に罪はないけれど、男性の酒癖には早めに気付くことが必要かもしれません。

―シリーズ「人生の転機、上がったり下がったり」vol.2―

<TEXT/結城 イラスト/ただりえこ>