吉野家は再び「はしご定期券」を発売。「食べすぎに注意」が必要かもしれない(撮影:今井康一)

再び世界の株価が大きく下落した3月中下旬。そんな中、カリスマ投資家の内田衛氏はどんな行動をとっていたのか。下落の中でも冷静で、いつものように優待銘柄のチケットを使ったり、ガス会社の株を初めて買ったりしていたようだ。いつものように、「株日記」で振り返ってみよう。

ヘアカットの「QBハウス」の株を少し買えそうだ

【3月12日 月曜日】日経平均株価は、354円高の2万1824円と3日続伸で全面高だけど、保有株の値上がりは小さい。大和ハウスリート投資法人(8984)の終値は、5700円安の24万4700円。今日の終値で公募価格が決まるのではないか。


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【3月13日 火曜日】日経225先物は、160円安の2万1560円、NYダウは、157ドル安の2万5178ドル。16時50分、大和ハウスリート投資法人の公募価格が決まった。昨日の終値からディスカウント率2%で、1口23万9806円となった。リートの優待は初めてで優待目的で1口購入した。優待内容は、全国27カ所の大和ロイヤルホテルズの宿泊割引利用券がもらえる。日経平均は、144円高の2万1968円と4日続伸。

【3月14日 水曜日】日経225先物は、190円安の2万1610円、NYダウは、171ドル安の2万5007ドルと続落。ナスダックは、8日ぶり反落で、レックス・ティラーソン米国務長官解任で政治不安高まる。

日経平均は、190円安の2万1777円と5日ぶり反落。ヘアカット専門店「QBハウス」で有名なキュービーネットホールディングス(6571)の新規公開株(IPO)の申し込み結果が出た。売り出し価格は、仮条件の上限の2250円。大和証券(主幹事)で、1000株申し込みで500株当選、三菱UFJモルガンスタンレー証券で、300株申し込みで100株当選の計600株購入することができた。東証1部直接上場で、上場日は、3月23日。

SBI証券では、IPOポイントを51ポイント使って1000株申し込みしたが、落選。IPOポイントとは、IPOに申し込みして落選すると1ポイントもらえて、次にポイントを使用するとポイント分だけ当選しやすくなる仕組みなのだが、いかに当たらないかが今回よくわかった。みずほ証券1000株、SMBC日興証券とマネックス証券で各100株申し込みしたが、落選した。

【3月15日 木曜日】日経225先物は、50円安の2万1560円、NYダウは、248ドル安の2万4758ドル。貿易摩擦を懸念。11時19分、優待目的で購入した中古車販売とレンタカーのトラスト(3347)を300円(前日比15円高)で600株(一部約定)売り、1万7482円の利益確定。買いは2月14日に270円で。売る予定ではなかったのだが、この地合いで急騰していたので、つい売り注文を出してしまった。終値は9円高の294円。

吉野家の「はしご定期券」は「危険」だ!?

【3月16日 金曜日】日経225先物は、10円高の2万1650円、NYダウは、115ドル高の2万4873ドル。保有銘柄の中で年初来高値を更新したのは、外食のコロワイド子会社のアトム(7412)が、11円高の1003円、吉野家ホールディングス(9861)が、22円高の2023円。

最近、為替が円高になっており、主に食材を輸入している外食業界にとっては追い風か。吉野家からはしご定期券発売のお知らせがあった。300円(税込)で定期券を購入すると、4月1日から5月7日までの間、吉野家では食事が80円引き、はなまるうどんでは、うどん1杯毎に天ぷら1品無料となるもの(1会計3食までなので、1枚あれば友達や家族で利用できる)。昨年、9月15日から10月23日まで同じ企画で今回2回目。

前回は、この期間、ほぼ毎日、吉野家かはなまるうどんに行っていて、1日のうちで吉野家とはなまるうどんをはしごしたのは、1日だけだったが、吉野家の戦略にまんまと乗ってしまい、その後その反動で、しばらくはどちらも行かなくなってしまった。300円分の元を取るには4回も行けば取れるのだが、はしご定期券を持っているとついつい吉野家かはなまるうどんに行ってしまう。食べ過ぎに注意が必要な危険な定期券だ。16時35分、ほぼ5年ぶりにFX取引(くりっく365)をした。1ドル=105円80銭で10万ドル買い。10万ドルで1日当たりスワップ金利が約500円もらえる。日経平均は、127円安の2万1676円。

【3月17日 土曜日】日経225先物は、40円安の2万1400円、NYダウは、72ドル高の2万4946ドル。1ドル=106.04円、1ユーロ=130.31円。

【3月19日 月曜日】9時57分、なぜか急落していた、リソー教育(4714)を750円で5000株買い、10時57分、売れ残りのトラストを300円で400株売った。1万1546円の利益確定。日経平均は、195円安の2万1480円と続落。15時、日本郵政(6178)から通期連結業績予想の修正及び配当予想の修正(特別配当)に関するお知らせがあった。

ゆうパックの取扱数量の増加等により当期純利益を4000億円から4500億円(1株当たり110.37円)に上方修正と、日本郵政グループ民営化10周年で特別配当をする。配当性向50%以上とするので、56円以上(中間配当25円、期末配当25円)特別配当は6円から10円程度になるのではないか。2万1100株保有中。本日終値は、6円安の1273円。本日の終値、年56円で計算すると、配当利回りは約4.4%。

【3月20日 火曜日】日経225先物は、160円安の2万1110円、NYダウは、335ドル安の2万4610ドルと大幅安。フェイスブックなどハイテク株安で。9時02分、アルファ(3434)を1800円で100株買う。昨日、3年ぶりに株主優待制度再開を発表した魚力(7596)が165円高(14.06%)の1338円と値上がり率1位。

3年前は、株主優待が大株主に不公平なので、配当で還元するので株主優待を廃止したのに、また復活とは、優待廃止で株主数が減りすぎたのか? 私も長期で優待目的保有していたが、優待廃止で手放した。3月に年1回の配当で、9月に年1回の優待があり、優待品が年末のお歳暮時期で企業からお歳暮が届くようでとても良かった(当時、クール宅急便でお魚の卵3種セットとかが届いた)。株価が下がる場面があれば、また買ってみたい。日経平均は、99円安の2万1380円と3日続落。

【3月21日 水曜日 春分の日】日経225先物は、130円高の2万1300円、NYダウは116ドル高の2万4727ドル。

【3月22日 木曜日】午前3時、日経速報、米FRB(連邦準備制度理事会)は、3カ月ぶりに0.25%利上げを発表し、FF(フェデラルファンド)金利の誘導水準を1.5%〜1.75%に引き上げた。為替は1ドル=106円30銭から40銭と若干円安に動いたが、小動き。NYダウは44ドル安の2万4682ドル。

広島ガス(9535)を380円で2000株買う。投資歴33年で、ガス会社の株を買ったのは、初めて。優待と値上がり目的で購入。優待内容は、500株以上で1000円のQUOカード、2000株以上で優待品カタログ (5000円相当の広島県特産品)がもらえる。今年の冬は特に寒かったので、ガスの使用量は例年より多く、業績に期待が持てるのではないか? しかし、自由化で電力会社との競争も激しくなっており、そんなに単純ではないかも。日経平均は、211円高の2万1591円と4日ぶり反発。

日経平均株価の下値メドは1万9500円?

【3月23日 金曜日】日経225先物は、520円安の2万0860円、NYダウは724ドル安の2万3957ドルと大幅安。ドナルド・トランプ米大統領は、中国からの年間輸入額の約1割にあたる500億ドル分(5兆3000億円)に25%の追加関税を発表し、知財侵害で301条発動との報道で暴落。1ドル=104円台と円高進み、2016年11月以来の円高。1ドル104円80銭で10万ドル買い。


オエノンホールディングスのおみやげは「サワー3缶セット」だった(筆者撮影)

本日、上場のキュービーネットホールディングスは、売り気配スタートで、初値は、2115円と公開価格を135円下回った。終値は、2225円と下げ渋る。酒類製造のオエノンホールディングス(2533)の株主総会出席のため、東京・日比谷の帝国ホテルへ行く。3回連続出席。

焼酎、ワインの売り上げが減り、ウイスキーの売り上げが増えたそうだ。主に原材料を輸入しているので、1円円高で利益が6000万円増加する。11時22分終了。そして、隣の試飲会会場へ移動し、試飲会スタート。

昨年までは、帝国ホテルの料理があったのだが、出席者が増えてきたので、今年は、なだ万のおつまみセットを各1つずつということになった。おつまみにも、オエノンのお酒が使われており、なかなか考えているなと思った。12時15分終了。おみやげは、サワー3缶セット。日経平均は、974円安の2万0617円と大暴落で、ほろ酔い気分も吹っ飛んだ。しかし、買いたい銘柄には、下に指値注文を入れているのだが、なかなか下がらず、約定せず。

【3月24日 土曜日】日経225先物は、210円安の2万0140円、NYダウは、424ドル安の2万3533ドル。1ドル=104.76円、1ユーロ=129.44円。3月期末配当、優待権利直前での下げで、高配当、優待銘柄を買うチャンスだと思う。しかし、「山高ければ谷深し」の相場格言にあるように、今年の相場は要注意だ。とりあえず、日経平均株価の下値メドは、1万9500円辺りと見ている。この水準は、2016年12月から約10カ月間もみ合った水準で、累積売買高も多く、ここで売ってしまった人や買えなかった人の買いが期待できるのではないかと見ている。