38歳からの女性が買うべき服とは?ボーダーの太さにもコツがある

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 生活、環境、容姿。あらゆるものが変化していく30代。『38歳から着たい服 本当に似合うものだけ少量持つ』の著者は、女性誌『LEE』で活躍中の人気スタイリストの福田麻琴さん。彼女は、すべてのターニングポイントを38歳と設定し、大人のファッションを提案しました。福田さん自身も、30代半ばで出産を経験し、5歳になるお子さんがいます。だからこそ、本書には日常に根差したリアル感があるのです。

 一昔前だったら着こなせた奇抜なアイテム、それって若さのおかげ。30歳を越えたあたりから、本当に自分に似合うものを探す旅が始まります。10代、20代は楽しかったファッションの迷い道も、30代、40代では通用しません。自立し、また結婚や出産を経る頃には、ファッションにつぎ込む予算だって限られてしまいます。まずは、この本にならって定番を押さえておきましょう。

◆「上質な水色のシャツ」はこんなに使える

 フォーマルにもカジュアルにも使える「シャツ」ですが、本書では水色を推奨。

 私はシャツが苦手で、白を数枚しか持っていません。白は確かに便利ですが、リクルートなイメージが強く、普段使いができなかったのです。それが、「水色」だと大違い。本書でのオススメポイントは「水色は清潔感と華やかさを併せ持った、パステルカラーでも一番取り入れやすい色」。今まで敬遠していた人も、上質な水色のシャツを買い求めてみてはいかが。

◆大人の「ボーダー」は、細めを選ぶのが正解!

 定番中の定番といえば、ボーダーシャツ。38歳から着やすいのは、「細ピッチ(=縞々の間隔が狭いもの)」と本書。極太ピッチのボーダーシャツも可愛いのですが、「細ピッチのほうがきれいめに着こなせる」とのこと。

「もうボーダーは似合わないか年齢かも」と思ったことのある人は、もしかするとピッチが太すぎただけかもしれませんよ。

◆年々難しくなる柄物。「小さめ」ならきれいに見える

 ボーダーシャツの次に定番色が濃いのが、花柄や水玉といった柄物。大胆なプリントも素敵ですが、年齢を重ねると妙な違和感を覚えることもありますよね。昨年は似合っていたはずなのに、今年は服に負けているかも? といった経験が私にもあります。38歳からは、「小さくて無地見えする柄のほうが、よりきれいに見える」と本書がおしえてくれました。

 私はもう少し上の年代になったら、アニマル柄に逆にパワーをもらおうと密かにたくらんでいますが、まだそこまでいかない今は「小さめの柄」を意識して選んでみようと思います。

◆体型カバーには「ふわっ」×「ピタ」をマスター

 30代、40代で一番変化するのは、体型ではないでしょうか。お腹の脂肪、お尻や太腿のたるみ等々。加齢のせいと半ばあきらめても、おしゃれはあきらめたくありません。そんな時は「ふわっ×ピタ」コーデが効く! と本書。

「チュニック(ふわっ)×スリムパンツ(ピタ)」コーデだと、お腹周りがカバーできるうえに、足長効果もありそう。ここで重要なのが、全体のバランスをゆるゆるにしないこと。下半身はピタっとパンツで、しっかり引き締めましょう。

◆まとまりの良さが、上品さにつながる

 本書を読み進めていくうちに、大人のカラーが見えてきます。水色、ネイビー、黒、ベージュ、そしてアースカラー。ピンクやイエローといった、ビビッドなカラーは見当たらないのです。少々味気ない気もしますが、シックな色味は無難でもあり、そして上品さを醸し出してくれるのです。

 もちろん、例えば同じネイビーの中にも様々ありますから、吟味に吟味を重ね、長く着こなしていくのが大人流でしょう。私個人にいたっては、大好きな赤やピンクは無視できません。若い頃のような大胆な使い方ではなく、メイクや小物で工夫するなど、小粋なおしゃれを目指したいものです。

 最後に、ファッションアイテムで忘れてはならないのが、バッグ&靴。「バックと靴に統一感があったら、何を着ていたとしても、それなりにまとまって見える」と本書が指南。結婚や出産を経験し、まさにタイムイズマネーな生活を送る女性達。本書が言うように、バッグと靴の組み合わせをあらかじめ作っておくのもひとつの方法。デザイン云々よりも、両方を同系色でまとめるのが基本のようです。

 以前は、「その服、どこで買ったの?」と聞かれるのがうれしかった私。これからは、「今日のあなた、素敵ね」と言われるのが大人の至福。

 大人になったら、人間性もファッションも、質が大切になってくるのですね。

<TEXT/森美樹>