まるで宮殿のような内観に目を奪われる

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福岡タワーや福岡ヤフオク!ドームなど、福岡のシンボルが点在するエリア・シーサイドももちに建つ「福岡市博物館」。アジアとの交流を通して発展してきた福岡の歴史や、人々のくらしを研究・展示する博物館として1990年に開館した。

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教科書にも登場する国宝・金印「漢委奴国王」をはじめ、黒田家の名宝や、日本に現存する最古の動く国産自動車「アロー号」など、福岡に縁のある貴重な文化財を所蔵、展示している。

また、特別展示室では、日本や世界各地の文化、歴史に関する展覧会を年間5〜6回ほど開催。多彩なテーマと趣向を凝らした魅力的な展示で来館者を楽しませてくれる。

常設展示は、「FUKUOKA アジアに生きた都市と人びと」をテーマとして、福岡の歴史と人々のくらしを11のコーナーに分けて紹介。注目は、なんといっても国宝の「金印」。1784年(天明4)、博多湾に浮かぶ志賀島で農作業中の百姓が偶然見つけたと言われており、「漢委奴国王」の刻印から、漢の皇帝が「倭奴国王」に与えた印だとされている。

教科書にも必ずと言っていいほど登場し、学生の頃「かんのわのなのこくおう」と覚えた人も多いはずだ(読み方には諸説あり)。そんな貴重な国宝を間近で見られるとくれば、歴史ファンならずとも胸が踊る。その黄金の輝きは一見の価値あり!

4室ある企画展示室では、「福岡市博物館」が所蔵する資料や館外の文化財を、さまざまなテーマに沿って展示。

企画展示室2内の黒田名宝展示では、福岡県の民謡「黒田節」でも唄われる天下三名槍の1つ「日本号」を常設する他、重要文化財「黒漆塗桃形大水牛脇立兜」など、黒田家や福岡に縁のある品々を定期的に入れ替えながら展示している。国宝の名刀「圧切長谷部」や「日光一文字」が展示されることも!

館内1階にある「体験学習室(みたいけんラボ)」では、「遊ぶ」「装う」「演じる」「奏でる」「知る」をキーワードに、アジア各国や九州のおもちゃ、楽器、衣服、生活道具を通してさまざまな体験ができる。見て、触れて、聞いて、嗅いで、好奇心の赴くままに楽しもう。

2階にある喫茶・談話室では、博物館自慢の前庭を眺めながら食事を楽しむことができる。日替りランチや、その時期に開催されている展覧会にちなんだ期間限定メニューもオススメだ。

歴史ファンならずとも一度は訪れておきたい魅力満載の「福岡市博物館」。展示やイベント詳細はHPをチェックしておこう。

[福岡市博物館]福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1 / 092-845-5011 / 9:30〜17:30(最終入館17:00)、喫茶9:30〜17:30(LO17:00)※夏季は開館時間の延長あり / 月曜(祝日の場合、翌日)・年末年始休み※夏季は休館日に変更あり

【取材・文=前田健志(パンフィールド)、撮影=鍋田広一(パンフィールド)】(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)