狩野英孝が吐露して共感を呼んでいる「尽きぬ悩み」とは?

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 笑われるのがフツーのお笑い芸人。そんな宿命の狩野英孝が世間の同情を一身に集めている。狩野は3月20日に更新した公式ブログで、血液検査の結果を報告した。

〈IGEというアレルギーの数値が一般の方は100前後らしいのですが、僕は‥7434。。。〉と、健康体の70倍の数値を記し、重度のアレルギー体質であることを明かした。それでも、以前測った時は10000超だったため、〈昔よりマシになったのかなと、喜んでます。。〉とたくましく笑いに変えている。

「もともとは3月16日に更新したブログで、アレルギー体質に引きかけの風邪で最悪の体調であることを嘆いたのがきっかけ。就寝中に止まらないセキで目ざめ、1時間ほどソファーで安静にした後、再度寝るも、またもセキで飛び起きてしまうとボヤいていた。病院で血液検査を受けた結果がこの日の記述となった。狩野はアトピー性皮膚炎で、この時もかきむしってしわしわボロボロの手の写真をアップしている」(ネットライター)

 この切実な告白には、たくさんのコメントが寄せられた。同じ病気で苦しんでいる人、病状を心配する熱烈なファン、アトピーやアレルギーに効果的な食品を伝授する人など様々。昨年、淫行騒動で謹慎処分を食らっていた時とはまるで違う、親身なコメントばかりだった。3月21日には「アレルギーの人やアトピー性皮膚炎の方々、どんな薬使ってます?」という問いかけとともに、狩野自身が使っている薬を写真付きで公開した。自身のことを「アレルギー貴族」と呼び、薬の特徴や使い方などを詳細に知らせている。重篤な状態を感じさせたのは、頭皮用のステロイド系の薬の記述。逡巡する思いを、こう赤裸々に明かしている。

〈頭皮が痒くてガマン出来ずにかいてしまい髪が抜けて、ハゲてしまう時がよくあります。。テレビに出演する時オールバックにしたり、分け目を変えてハゲを隠したりしてます。このまま、髪が生えてこなかったらどうしよう‥と本気で悩んだりもしています。。そうならないためにも、薬を頭皮に塗るんですが、でも、頭皮に薬塗る事が薄毛に繋がるんじゃないかとか思ったりするワガママボーイな僕です。。〉

 30年以上も病気と戦ってきた狩野だが、これまでずっとひとりで悩んでいたという。〈結構、芸人にもアレルギーやアトピーで悩んでる仲間達がいて、いつも、楽屋でアレルギーの話で盛り上がります〉と明かしたうえで、〈これ以上悪くならないように、少しでも改善出来るように、みんなで頑張っていきましょう!〉とエールを送っている。自分の症状を憂いながらも、明るく同じ症状に悩む人を気遣い、励ます前向きな姿勢がネットで高評価を受けているようだ。

(塩勢知央)