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膨大なデータの中から人間には把握困難な兆候を引き出してくれるAI。医療や健康、スポーツからエンターテインメントとその裾野は大きく広がり、驚きや楽しさを喚起してくれる。味の素が提案するのがAIを活用した自動献立提案システムだ。

26日、味の素は同社のレシピサイト「AJINOMOTO PARK」のリニューアルオープンを発表した。

毎日の楽しみである食事の出来映えを左右するレシピ。創る楽しみと食す楽しみが共存する調理を確実に実現するには欠かせない存在だ。しかし栄養のバランスの良い献立はそう簡単に毎日実現できるものではない。同社の調査では、普段食事づくりをする人は栄養のバランスの良い献立を重視する一方、約76%がおかず(主菜/副菜)、汁物の組合せに負担を感じていたという結果にあった。

「AJINOMOTO PARK」では食材をはじめ様々な切り口からレシピへとたどり着けるがリニューアルした同サイトでは、ユーザーが選択したレシピに、主菜、副菜、汁物から適切な2品を加え計3品の"献立"(おすすめの組合せ)として提案するようになっている。この組合せにAIが活用されている。機械学習やAIには、基礎となるデータが必要になるが、ここには同社の栄養士など有資格者監修の約10,000レシピのデータベースの蓄積が寄与している。

同社はシステムの特徴2点を明かしている。1つは献立としての栄養計算に加え季節や和洋中などのジャンル、調理効率(食材・調理器具数)なども要素にしていること。2つ目は、彩りや味のバランスなど数値や言語では表せない感覚的な要素になるという。この2つを組み合わせた独自のシステムが3品提案のレシピを実現している。

なお同社は14日には、ソリューション&イングリディエンツ事業部の新設を発表しており、呈味、香気、食感技術や独自素材を活用した「おいしさ設計技術」の提供など加工食品メーカーや中食・外食業態向け業務用製品市場を主な対象としたビジネスを展開する。

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