ドル104円後半で上値重い、米中貿易摩擦などへの警戒続く

写真拡大

[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤に比べ、ドル高/円安の104円後半。米中貿易摩擦に対する懸念がドル/円の上値を重くしている。午前は国内の実需筋や機関投資家などからドル買いがみられたものの、取引が一巡した後は動意に乏しくなった。

午後のドルはしばらく104.80─90円台で小動きが続いた後、日経平均のプラス転換を支えに105.01円まで上昇した。ただ、買いの勢いは弱く、午前に付けたきょうの高値105.06円は上回れなかった。

市場からは「中国には米国への対抗措置を強化する余地があり、不透明感が拭えない」(国内金融機関)との声が出ていた。

さらに、あす佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が控えていることも動きづらくさせているという。

<午前は104円半ばから持ち直す> 

ドルは東京時間の未明に104.56円まで下落し、1年4カ月ぶり安値を更新した。流動性が乏しい時間帯でもあり、同レートでの出来高は限定的とみられている。

その後、機関投資家や月末・期末を迎えた実需筋などからドル買いが入り、105.06円まで上昇した。しかし、105円台では戻り売りも流入し、滞空時間は短かった。

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは「米国発の貿易戦争に対する不安からくるドル安とリスクオフの円買いの組み合わせで、ドル/円には短期筋の売りが出やすくなっている」と指摘。104円台にはチャートの節目がないため、103円半ばまでドルが下押しするリスクがあるという。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 104.96/98 1.2364/68 129.79/83

午前9時現在 104.83/85 1.2352/56 129.51/55

NY午後5時 104.72/76 1.2351/55 129.37/41

(為替マーケットチーム)